2023/12/31(日) 19:13
スーパースターフェスタ2023(最終日)
SG第38回スーパースター王座決定戦
スーパースターシリーズ戦平尾昌晃杯
***************
【12R=SG第38回スーパースター王座決定戦】
*10周回=5,100m
0mオープン戦(斑走路)走路温度14度
1/青山周平(伊勢崎31期)3.34
2/黒川京介(川口33期)3.34
3/鈴木圭一郎(浜松32期)3.34
4/金子大輔(浜松29期)3.33
5/荒尾聡(飯塚27期)3.40
6/佐藤貴也(浜松29期)3.39
7/中村雅人(川口28期)3.39
8/高橋貢(伊勢崎22期)3.33
※右数字は試走タイム
※スーパースターフェスタ2023(4日目)レポートはこちら
12月27日に開幕したスーパースターフェスタ2023「SG第38回スーパースター王座決定戦」。
4日間のトライアルを経て、得点上位の8名が大みそかの頂上決戦へ、勝ち進んだ。
トライアルをリードしたのは青山周平で、ただひとり初日から4連勝、3日目には年間最多勝記録を更新した。決定戦では、10連勝、最多連勝記録回数の更新、SG完全優勝、2023年賞金王、年間最多勝記録更新をかける一戦となった。
対するは、2回目の決定戦でSG初制覇を狙う黒川京介、大会連覇がかかる鈴木圭一郎、実力者の荒尾聡や中村雅人など、頂上決戦にふさわしい強豪が名を連ねた。
最終日は朝まで降った雨の影響で、第1レースから湿走路。日中は陽がさす時間帯もあり、走路はじわじわと乾き、5レースからは斑(ぶち)走路へ。それでも1コーナーから2コーナーまでは決定戦までに乾ききらず、斑のまま決定戦の時刻を迎えた。
試走タイムは3.33で金子、高橋がトップで並び、3.34で青山、黒川、鈴木が続く。青山が一番人気に推され、対抗に黒川、鈴木、金子らが支持を集めた。
17時30分__。大歓声の中、おおみそか頂上決戦のスタートが切られる。
黒川京介がスタートを決めるも、すぐさま青山周平が捌いて先頭に立つと、最後は差を詰める鈴木圭一郎を振り切って優勝のチェッカー。数々の記録更新とともに、2年ぶり5回目のSGスーパースター王座決定戦制覇を果たした。
***************
【レース展開】
スタートは2枠から黒川が飛び出して、青山を叩いていき、2番手に青山、3番手に鈴木が続いていく。青山は1周回4コーナーで内を狙い、黒川を捌いて先頭に立つ。黒川は2周回2コーナーで滑り、鈴木が2番手に浮上する。先頭の青山はリードを広げていき、2番手に鈴木、3番手に黒川、さらに4番手に金子の態勢のまま周回を重ねる。逃げる青山だが、鈴木も周回ごとに差を詰めていく。最終周回、鈴木は青山の後位まで詰め寄るが、青山が振り切って優勝。2着に鈴木、3着に黒川が入線となった。
***************
【SG第38回スーパースター王座決定戦・結果】
2連単1-3 380円(2番人気)
3連単1-3-2 870円(2番人気)
優勝/青山周平(伊勢崎31期)
競走タイム3.378
競走車名:ハルク・73
ランク:S2
今節成績:1着・1着・1着・1着・1着
次回出場予定:伊勢崎G1シルクカップ(1月6日~10日)
最高です!
昨年の決定戦では、1枠を選んだのに、スタートを行けず。1年間、ここにまた帰ってきて、スタートを必ず行こうという気持ちで、1年間を戦ってきました。今日は(黒川に)スタートを行かれてしまいましたが、結果として、優勝できて本当に良かったです。
整備以上に、選手皆が走路を気にして、どうなるか分からない感じ。悪いイメージつくと思ったので、中間の練習もいかず、試走一発勝負で挑みました。
試走は3.34で感じは悪くなかったです。昨日からフレーム関係の整備を手伝ってもらって、コーナーの乗り味も良くなりました。でも、状態よりも、走路状況を毎周回、把握することが大事だなと。
(発走までは)昨年、獲れなかったものを獲りに行こうという気持ちで待ってました。
スタートは、少し浮いて、(黒川に)行かれてしまったのですが、想定内と言えば想定内。スタートでいかれて、1、2コーナーをどうやって回っていいか分からなかったのですが、内に潜り込めて、先頭に立てて。そのあと、どう走ろうかと思っていました。
見えて気配も感じていて、この走路でもミスしないように、油断しないように。前を見て、一生懸命、頑張りました。
信じられない気持ちですし、達成感がすかったです。
(年間最多勝記録更新は)自分の力だけでは、更新することはできない。ファンの皆さん、選手の皆さん、いろいろな方にサポートしてもらったおかげです。
こんな走路でしたけど、何とか1着でゴールできました。最多勝、完全優勝など素晴らしい記録を更新できて嬉しいです。
最高の締めくくりができたので、今年の成績を超えられるかは分からないですが、超えられるように、一走、一走を頑張っていきます。
***************
【11R=SSシリーズ戦・平尾昌晃杯/優勝戦】
*8周回=4,100m
(斑走路)走路温度15度
1/西 翔子(浜松35期)0m 3.45
2/鈴木 清(川口23期)10m 3.47
3/佐藤 励(川口35期)10m 3.40
4/山田達也(川口28期)10m 3.40
5/加賀谷建明(川口27期)10m 3.44
6/丹村飛竜(山陽29期)10m 3.37
7/中村杏亮(飯塚33期)10m 3.38
8/若井友和(川口25期)10m 3.37
※右数字は試走タイム
【レース展開】
3・佐藤励がスタートを決めると、1周回2コーナー過ぎに0mハンデの1・西を捲り切り、先手を奪取する。2番手に6・丹村飛竜、3番手に7・中村杏亮が続いていく。2周回2コーナーで佐藤が滑ったところを、丹村がかわしていくが、3周回目に丹村も2コーナーで滑り、佐藤が再び逆転で先手を奪い返す。さらに4周回2コーナーで丹村がバランスを崩して後退、2番手に中村が上がり、佐藤を追う。逃げる佐藤と中村のマッチレースとなるが、佐藤が最後まで首位を譲らず、押し切り優勝のゴール。2着に中村、3着に丹村が入線した。
【11R=SSシリーズ戦「平尾昌晃杯」優勝戦結果】
2連単3-7 630円(1番人気)
3連単3-7-6 1,790円(1番人気)
優勝/佐藤励(川口35期)
競走タイム3.438
競走車名:シロウWV
ランク:A100
今節成績:2着・4着・2着・1着・1着
最高です。地元で、しかも年末のシリーズ戦を優勝できると思っていなかったので、嬉しいの一言です。
かなり今節は苦労しましたが、最後を締めくくれて良かったです。
試走は手ごたえがなく、1・2コーナーが濡れていたので、かなりビビってしまって。タイムは物足りないところがありました。
ただ、余計なことを考えず、スタートに集中して攻めていこうと。気持ちで負けたらだめなので、何とかいけて良かったです。
丹村さんにかわされて厳しいと思いましたが、ここは地元なので、負けるわけにはいかなと思いました。
1、2コーナーは滑るので、力を入れたいけど、入れずに。しめながら、うまく自分のコースを走る感じで難しかったです。
ゴール線を越えた時は、喜びでいっぱい。優勝できて本当に嬉しいです。
今年の最初は2級車で苦労して、1級車に乗り替わっても、うまく乗れず苦労し続けたのですが、その結果が、後半に繋がったと思うので、年末を締めくくれて最高の1年でした。
シリーズ戦を獲ることができましたが、ナンバーワンになるためにオートレーサーになりました。来年は12レース(SS王座決定戦)で優勝して、夢がかなうと思っています。足りないものは一杯ですが、いいレースがたくさんできるように頑張ります。
(P-Navi編集部)