ウィナーズカップG2(最終日)レポート

2020/03/29(日) 18:51

ウィナーズカップG2(最終日)レポート

2020年3月29日

福井G2(最終日)第4回ウィナーズカップ

【12R=S級決勝】

1/清水裕友(SS・山口105期)
2/吉田敏洋(S1・愛知85期)
3/守澤太志(S1・秋田96期)
4/古性優作(S1・大阪100期)
5/原田研太朗(S1・徳島98期)
6/柏野智典(S1・岡山88期)
7/松浦悠士(SS・広島98期)
8/高橋晋也(S2・福島115期)
9/和田健太郎(S1・千葉87期)

スタートで3・守澤が出て、高橋を迎え入れ、北日本ラインが前受け。

隊列は83・9・176・2・4・5で周回を重ねていく。

赤板でも動きはなく、そのままの隊列でレースが進む。

赤板過ぎ2コーナーから中団の清水がスパートして高橋を叩く。

打鐘から中国ラインが主導権を握っていく。

清水の先行で、最終HSは176・2・4・83・9・5で通過。

松浦は車間を切って後続を牽制する中、最終2コーナーから高橋が捲り発進。
最終BSでは逃げる中国ラインに、高橋が好スピードで迫っていく。

高橋の捲りを察知した松浦は最終3コーナーから番手捲りで抜け出していく。直線では高橋の番手から守澤も差し脚を伸ばしてくる。

しかし、松浦が押し切って昨年11月の競輪祭に次いで、ビッグレース2回目の優勝を果たした。
2着に守澤、3着にはビッグレース初出場の高橋が入線した。


優勝/松浦悠士(SS・広島98期)
ラインの力のおかげです。
高橋君が前に出て、その後が取れたので、単騎勢が動いてくれたらなと思っていた。
清水君が赤板前からソワソワしていたので、これはいくと思いました。
清水君の先行はかなりかかっていて、自分もツキバテしそうだった。
でも、何とか押し切れて良かった、本当に頼もしいですね。
高橋君が捲ってきたのが見えた時、シッカリ前に踏んで、後ろの柏野さんもヨコの動きをしてくれていた。
本当にラインの力で獲れた優勝でした。
自分はミッドナイトは走った経験もあるので、無観客開催はモチベーションに影響ない。
だけど優勝した後に声援がないのはかなり寂しかったです。
全日本選抜で落車してケガをしましたが、今までの落車の経験を糧にして、調子を取り戻せたことが優勝に繋がりました。
タイトルを獲っていきたい気持ちは変わらないし、残りのG1でもタイトルをシッカリ狙っていきたいと思います。
これからも良いレースを見せていきたいと思いますので、応援、宜しくお願いします!


2着/守澤太志(S1・秋田96期)
清水が普通に切りにくれば良かったですが、難しいタイミングできましたね。
でも、そこからは高橋君が本当に強かったです。
いや、超強かったです。
自分は古性君とかに入られないように注意していました。
最後は届いたかな?と、思いましけどね(苦笑)。
でも、あそこまで迫ることができましたし。
また、頑張ります。


3着/高橋晋也(S2・福島115期)
前を取って、引いて勝負の作戦でした。
一瞬、突っ張ろうか迷いましたけど、2車だから。
もし突っ張っても、守澤さんが仕事をした時に内を突かれるかなと。
単騎の選手もついてきたので6番手に入れました。
2センターでは確信があったけど、松浦さんは清水の思いもあって、盛り返されてしまいましたね。
悔しいですが、楽しかったです。
次に繋がると思います。


4着/古性優作(S1・大阪100期)
周回中に考えた選択肢は一杯ありましたが……これが今の自分の実力ですね。
みんなが強かったし、自分も道中、楽だったら仕掛けていけたと思いますけど、仕掛けられませんでした。
松浦が勝つレースをやらせてしまいましたね。
アクションしないといけませんでした。
次のG1ではもっと頑張ります。

【F2・9R=L級ガールズケイリンコレクション2020福井ステージ】

1/児玉碧衣(L1・福岡108期)
2/石井貴子(L1・千葉106期)
3/梅川風子(L1・東京112期)
4/高木真備(L1・東京106期)
5/尾崎睦(L1・神奈川108期)
6/鈴木美教(L1・静岡112期)
7/長澤彩(L1・愛知106期)

スタートは3・梅川が出て、最終的に3・5・1・4・2・6・7で隊列が整う。

残り2周で石井は内から児玉の後位へポジションを上げ、高木と並走となる。
長澤も上昇を始めて3番手に入ると、この動きに鈴木も続いていく。

打鐘では後方外並走だった高木が上昇していくと、鈴木は引いて、高木は4番手に収まる。

後方を警戒していた梅川が最終HSから先行態勢に入っていく。


6番手となった児玉は最終2コーナーから捲りを仕掛ける。
最終BSでは梅川を追走した尾崎が捲りを放って抜け出しを図る。

直線で尾崎が抜け出したが、児玉が大外から一気の捲り追い込みで優勝。
児玉を追走する形となった石井は差し及ばずの2着、尾崎が3着に入線した。

優勝/児玉碧衣(L1・福岡108期)
今日は優勝しないと、ガールズグランプリが厳しくなると思っていたので、勝ててホッとしました。
梅川さんがSを取ったのは想定外でしたね。
前を詰める勢いでいけたのが良かったです。
スピードにも乗れていましたし、このままいけば乗り越えられる感触もありました。
シッカリ練習して、良いタイムも出ていましたし、岐阜のトライアル以外は完全優勝をしている。
モチベーションも良く、調子も良く、今開催を迎えることができて良かったです。
5月のコレクションは出られませんが、フェスティバル、ファン投票で選ばれたらオールスター。
そして、競輪祭のグランプリトライアルと、今年もガールズグランプリに出られるように頑張りたいと思います。


2着/石井貴子(L1・千葉106期)
風が強い中、重たいバンクの中でも碧衣ちゃんが強かったです。
2番車で児玉選手の隣でしたし、メンバーも揃っているので児玉選手も後方からのスタートはしないだろうと。
自分に力があれば、差せるし、力がなければ、差せないと思っていました。
最終2コーナーでは、前が遠いと思いました。
でも、吸い込まれる感じで児玉選手は加速していったので強かったです。
差し切るだけの脚が今の自分にはなかったですね。
5月にコレクションがありますし、また、シッカリ練習してから頑張ります。


3着/尾崎睦(L1・神奈川108期)
誰かのタイミングではなく、自分のタイミングで仕掛けようと思っていました。
自分で風を切るつもりで仕掛けましたが、梅川選手の後ろでもうちょっと待っても良かったのかな。
みんな強いから、最後4コーナーからの勝負で良かったのかも知れないですけど。
自分がやってきたことを出したかったので。
やることは、やりました。
後ろの状況も分からなかったし、勝つとなると、もっと冷静にならないと。

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(P-Navi編集部)

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