2025/09/20(土) 17:36
佐世保競輪場のナイター「CTC杯(FI)」が21日、初日を開催する。S級特選12Rを走る北都留翼に話を聞いた。
今回は前検前日に追加を受けて急遽、佐世保までやってきた。当地は11〜13日に開催されたFIシリーズを走ったばかり。そんなバタバタ感もどこ吹く風で「ハイ! 喜んで」とばかりに軽やかに競輪場入りした。
「追加はあまり断らないんです。走れるうちに走りたいので。ただ、今回は久々に日にちが空いたから強めに練習をしていて、そのせいでやや肉離れっぽい。だけど走れる分には大丈夫です」
肉離れで走れるとはまさに超人的でストロング。不安があるとすれば、次走の青森に備えてエース機を発送してしまったことぐらい。だが、今回使う予備機も、偶然ながら体になじませることができた。
「(前検の前日に)娘の用事でメディアドームの近くに行ったから用事が済むまでドームで練習していたんです。普段、練習ではピストに乗らないしドームにも入らないけど、久しぶりにバンクでもがきました。いい感じでしたよ。そうしたら、その帰りに追加の電話が鳴ったんです」と、偶然とも必然とも言える絶妙な流れが北津留に向いている。
ここは小倉の先輩で同期の小川勇介に任され自力勝負。「追い込んで練習をしていてきつかったし、ちょうど(レースを)走れてよかった」と実戦を走れる喜びを噛みしめながら特選12Rに挑む。(netkeirin特派員)