2019/02/11(月) 20:26
別府G1(最終日)第34回読売新聞社杯全日本選抜競輪
【12R=S級決勝】
1/中川誠一郎(S1・熊本85期)
2/武田豊樹(SS・茨城88期)
3/香川雄介(S1・香川76期)
4/小倉竜二(S1・徳島77期)
5/吉澤純平(S1・茨城101期)
6/和田真久留(S1・神奈川99期)
7/松浦悠士(S1・広島98期)
8/吉田敏洋(S1・愛知85期)
9/佐藤慎太郎(S1・福島78期)
号砲から武田が飛び出し、並びは東ラインの前受け。
529・1・734・6・8の細切れ戦。
赤板突入前にまずは松浦が動き、赤板で最後方の吉田も前へ。
第2コーナー、中団から和田が駆ける。
しかし、後方に引いた吉澤が上から和田を抑えたところで打鐘。
東ラインの主導権もそこまでペースは上がらない。
そこで和田と並走で、4〜5番手にいた中川が一気に踏み込む。
最終周回、第1コーナーで中川は吉澤を捲り切る。
逃げる中川を東ラインが追い、最終BS過ぎからは中・四国ライン3車も捲り。
最後の直線、後続の猛追も中川が押し切って優勝。
2着は第4コーナーで内を突いた佐藤、3着は中川を追った吉澤となった。
香川はゴール線前で武田の後輪と接触して落車も滑入で8着。
中川は2016年5月の日本選手権競輪(静岡)以来、2回目のG1優勝を飾った。
優勝/中川誠一郎(S1・熊本85期)
今回はG1という感じがしなかった、普通に地元・九州地区の開催みたいな。
結果的にそういう風に落ち着いていたのが良かったのかも知れないですね。
レースは関東勢が積極的に主導権を握るだろうと。
そういう空気をビンビン感じていたので、あの位置を取りましたね。
吉澤君が切って、松浦君が叩くという展開は予想通り。
でも、思ったよりも吉澤君が流していた、思いっ切りいかなかった。
真久留君と並走で浮いたような形になって、腹を括りました。
優勝する為と言うよりは、九州1人だったので見せ場を作らなきゃという気持ち。
4コーナーまでは自分が残れるペースだった、そこで欲が出ましたね(笑)。
でも、ダービー(2016年・静岡)の時よりも落ち着いていた。
最後は慎太郎さんに食われたか、自分が残ったのか分からなかった。
ビジョンのスロー映像を確認して、ようやく残ったのが分かりました。
1度、SSになってから骨折とかもあって苦しい時期、正直なところ腐った時期もあった。
だけど自分の競輪人生もそんなに長くはない、もう1度、上を目指そうと。
昨年の2月くらいからやり直して、約1年で2回目のG1が獲れて、本当に嬉しい。
タイトルは2回目を獲って一人前ということなので、一人前になれましたかね?(笑)。
予定よりは少し遅れてしまっていますけれども、2年後には熊本競輪場での開催も復活する。
それからが本当の復興なので、その時にも上で走っていられるように頑張りたい。
今年、最初のグランプリ切符ということで、高みの見物でいたいですね(笑)。
グランプリまでは安全に競輪を楽しんでいく(笑)。
もちろん、グランプリで頂点を目指します。
(P-Navi編集部)