日野未来(奈良114期)選手/デビュー節レポート

2018/07/11(水) 12:50

日野未来(奈良114期)選手/デビュー節レポート

2018年7月7日〜9日

奈良F2 ガールズケイリン奈良 チャリロト杯

弊社スポンサードの新人・日野未来(奈良114期)選手が地元でデビューした。
競輪学校在校時の記録会では、唯一のゴールデンキャップを獲得するなど潜在能力の高さを秘めている。
だが、結果から先に述べると“甘くないデビュー”を痛感させられるものであった。
ここから何を学び、どのようにして今後のレースに活かしていくのか。
ご注目していただき、ご声援を送っていただけると幸いです。

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【7月7日/7R=L級ガールズ予選1】


指定練習を終えた直後はリラックスした表情


初レースを控えて緊張感が高まる


そして、遂にデビュー戦

初手は4番手をキープ。
赤板周回、最後方から宮安が上昇していく。
6番手・杉沢と5番手・大久保も宮安に続く。
日野は7番手となって打鐘。
HS手前から日野はスピードを上げるが、中団での外並走に留まる。
最終BSで杉沢をかわして3番手に。
だが、前を走る大久保と中村との差は開く。
最後の直線、佐藤の猛追はあったが、大久保と中村に続いてゴールラインを駆け抜けた。
ややレースの流れに飲み込まれた感はあったものの、日野はデビュー戦で確定板に名を連ねることはできた、

[レース後コメント]
とても緊張しました。
声援は聴こえたけど、金網の向こうは見れなかった。
大久保さんを意識していて内に包まれてしまった。
3着は悔しいですけど、前には踏めていた。
みなさんの車券に貢献、明日は1着を獲って決勝に乗ります。

【7月8日/6R=L級ガールズ予選2】


この日に限らず、ガールズケイリン1期生でもある加瀬の指導を仰いでいる機会が多かった

初手は5番手の位置、日野は赤板から積極的に動く。
打鐘後、先行態勢も最終第2コーナー辺りから失速。
中村らに飲み込まれ、無念の7着に終わる。
決勝戦進出の望みを絶たれたと共に、ファンに車券で応えられないレースとなってしまった。

[レース後コメント]
出切った時はいけると思ったんですけど。
まだまだ自分の脚が足らないということです。
もっと頑張って鍛えていきます。

【7月9日/5R=L級ガールズ一般戦】

号砲から積極的に前へ出て3番手を確保。
赤板から5番手・佐藤がゆっくり上がってくる。
そして、佐藤が日野を抑え込んだ形となって打鐘。

最終第2コーナー、日野は外へ出て捲りを放つ。
BS過ぎで2番手の佐藤を捕えかけたが、車が出切らずに捲り不発。
諦めずに最後の直線も追走するが、杉沢と佐藤には届かずに3着となった。

[レース後コメント]
友香さん(佐藤)がユックリ上がってきた。
引けなかったので、とっさに外から出ようと判断。
3着という結果……前に出られない、フタされて悔しいのは自分です。
今回の経験を活かして、次(岸和田F1)には修正します。

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日野は2日目こそ積極的に動いたが、全般的にはやや受けの姿勢となってしまった感。
「もっと色々と動きたかった」というのが本心であろう。
しかし、今、このように苦い経験を重ねることは何よりの財産でもある。
レース勘・レース観・レース感覚を研ぎ澄ませていくことが大事。
不屈のスピリットで、今後につなげていきたいところだ。
そして、着実にステップアップして、ファンの前で最高の笑顔を見せて欲しい。

(P-Navi編集部)

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