2018/05/03(木) 22:32
平塚G1(3日目)日本選手権競輪
F2【12R=L級ガールズケイリンコレクション平塚ステージ】
1/児玉碧衣(L1・福岡108期)
2/高木真備(L1・東京106期)
3/太田りゆ(L1・東京112期)
4/鈴木美教(L1・静岡112期)
5/山原さくら(L1・高知104期)
6/石井貴子(L1・千葉106期)
7/内村舞織(L1・福岡112期)
新たな試みとして行われたトライアル予選(高松・奈良・松戸)で勝ち上がった選手によるガールズケイリンコレクション。
(*内村は繰り上がり)
号砲後、並びはスンナリ整って7・3・1・6・2・4・5となる。
レースは静かに動き、打鐘でビッグレース初制覇を目指す児玉が先行態勢に入ろうとする。
しかし、最後方から山原が猛然と踏み込んで前へ。
児玉は引いた形で2番手に収まり、その後方では内から内村・石井・高木が並走状態でレースは残り1周。
最終第2コーナーから児玉が捲り。
高木と内村に踏み勝った石井は児玉を追走。
しかし、今度は外から太田、内から鈴木が仕掛けてきて簡単に2番手を取れない。
最終第4コーナーを回って、どうにか石井は太田と鈴木を捌いての直線勝負。
ゴールライン手前で、逃げる児玉を差し切った石井に軍配が上がった。
児玉はまたしても悲願のビッグタイトルを掴めずに2着。
内を突いた鈴木が3着となった。
石井は松戸(2015年9月)、高松(2017年3月)に続き、3回目のコレクション制覇。
戦前はガールズ6期生(112期)が3選手いることから”世代交代の波が押し寄せる”などとも呼ばれていたレースだったが、石井がレース巧者の意地を存分に見せつけた。
また、自身の昨シーズンの反省(後半の失速)を活かした姿は、ガールズケイリンの戦国時代がまだまだ続くことを再認識させられるものでもあった。
優勝/石井貴子(L1・千葉106期)
日本選手権の中でのガールズコレクションは独特な雰囲気。
でも、ここの前が久留米F1で、メンバーが豪華だった。
そういう意味では予行演習みたいな感じになって、今日は緊張しませんでした。
外枠6番車だったので焦っても仕方ない。
ドーン(号砲)でみんなと一緒では浮いちゃうので、内へ入っていきました。
そうしたら、児玉さんの後ろが取れた。
「私、ここでいいの?」みたいな(笑)、ただただ恵まれましたね。
児玉選手がキレイに前へ出ていったので、シッカリついていこうと。
あとは後ろから捲くってくる選手に被らないようにという気持ち、落ち着いて走れた。
道中は本当に楽じゃなかった、必死でした。
ゴールの瞬間は差せたかどうか自信はなかったので、ガッツポーズも出なかった。
でも、バックくらいでビジョンを見て「6番車って、私だよな」って(笑)。
初めての試み(トライアル予選)はチャンスも広がる分、予選からコレクションを走っているような熾烈(しれつ)さだった。
季節的にも厳しい中(1月)での勝ち上がり。
自分自身も苦しいレースだったんですけど、なんとか3着に滑り込んで決めたコレクション。
今日、こうして勝てたので感慨深いものになりました。
昨年も最初のコレクションを獲っていて、賞金ランキングも1位だったんですけど。
長いシーズン、何があるか分からないということを学ばせて貰った。
だから、気持ちを引き締めて、レベルアップできるように練習していきます。
そして、今年の年末は絶対にグランプリを走りたいです。
男子(千葉、及び南関勢)は明日もレースなのに最後まで残ってくれて、本当に感謝しています。
(P-Navi編集部)