【全日本選抜競輪】激しいスタート牽制が繰り広げられた9R/3日目レポート

  • 川崎競輪場で開催されているGI「第36回読売新聞社杯全日本選抜競輪」。激しいスタート牽制の末、3日目9Rを勝ち取った稲川翔に話を聞いた。「スタートで勝負はほぼ決まる」と言う選手もいるように、競輪は初手の位置取りが非常に大事な競技だが、今日のような強烈なスタート牽制はかなり珍しい。稲川は「まさかあそこまで誰も出ないとは…。みんなキツかったと思うし僕自身も初めての経験。頭に酸素が回らなくて冷静じゃなかったです」と、素直な心境を告白した。 大きく空いた車間を1番車の稲垣裕之が追いかけ、その後、先頭交代のように稲川が追いかけた。隊列が整ったのは残り2周を迎える少し前だった。「レース後に走った9人で少

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