東京スポーツの前田睦生記者がレースの中から”思わず唸った”選手をピックアップする「今週の競輪好プレー」。今週は爆弾を抱えながらも力と経験で魅せた脇本雄太の好プレーをお届けします。前田記者直筆解説と一緒にぜひご覧ください。8月16日 函館競輪「オールスター競輪(GI)」S級 準決勝「余裕はなくて、とにかく腹をくくれたことがすべて」(撮影:北山宏一) 8月16日、函館競輪ナイターGIは5日目を迎えていた。北の大地での開催は、暑熱対策としては機能していたものの、やはり6日間の戦いは過酷でしかない。脇本雄太(36歳・福井=94期)としては、近いケガとして腰のヘルニアを患っている中で、そもそも体はボロボ…