終生のライバル新山響平(右)と吉田拓矢新山響平と吉田拓矢の道のり 佐世保競輪場で12月23〜26日、「開設71周年記念 九十九島賞争奪戦(GIII)」が開催される。昨年大会決勝、新山響平(28歳・青森=107期)が逃げ、吉田拓矢(26歳・茨城=107期)がまくり追い込んで記念初優勝を飾った。 吉田は「勝てたけど、新山さんがレースを作っていた」と振り返った。 11月小倉の競輪祭決勝も同じ状況で、さらに吉田のコメントも同じ。だが新山は「もう、タクヤに追い付けないような…」と口にした。 “試合に勝って勝負に負けた”。 どちらが真の勝者か、走った選手にしか分からない感情があるだろう。 因縁の始まりは2…