【蒲生氏郷杯王座競輪】松阪で起こった奇跡。郡司浩平、病床の先輩に届けた魂の優勝

  • 共同杯優勝時の郡司浩平2019年9月松阪で起きたアクシデント 2018年以来となる「蒲生氏郷杯王座競輪」が松阪競輪場で開催される。松阪といえば、思い出されるのが林雄一(83期、引退)さんのアクシデント。それは共同通信社杯での初日2Rのことだった。6着でゴールした林さんだったが、意識を失い、1センター付近で落車した。危険な状態だとはすぐに分かり、医務室に運ばれた。 心停止の状態だったようで、懸命の救急措置がなされた。医務室の外にいると、中から「林! 」「林さん! 」「起きろ! 」。救命のために、南関の仲間が必死に声をかけていた。「1、2、3、4…」と心臓マッサージを行う声も響き渡る。検車場は異様

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