“最高峰のGI”と称される日本選手権競輪(以下ダービー)。今年で第79回を数えるダービーではこれまで多くの名勝負が生まれ、競輪ファンの心に感動のシーンが刻まれていることだろう。今回は「忘れられぬダービーの記憶」と題して、7名の競輪記者によるダービー決勝回顧をお届けする。(構成:netkeirin編集部)2011年3月6日・名古屋競輪「第64回日本選手権競輪」netkeirin特派員「市田がプロテクターを着けていなかった」 名古屋でダービーがあるとなると、ホットでクールでもある村上義弘(京都・73期)がよく勝った姿を思い出す。中でも思い出深いのは、大会初優勝になった2011年の決勝。近畿ラインで…