【桜花賞】荒ぶる戦士・内藤秀久 苦労し作り上げた“これが内藤”という戦法

  • 内藤秀久の歴史は闘争の歴史だ輪界屈指の激しさが武器 前回のコラムでは守澤太志(35歳・秋田=96期)が、かつてよく暴れるレーサーだったと書いた。失格や落車が伴ってはいけないのだが、それはやはり紙一重。競輪は戦うことが前提である以上、避けられないものである。内藤秀久(39歳・神奈川=89期)もまたその道を歩む一人だ。横を通ることは至難の業。 もともと内藤のホームバンクは「花月園競輪場」だ。2010年に廃止になり、川崎に移った。花月園ではいつも師匠の冠レースである「伊藤繁杯」が行われていた。伊藤繁は21期の伝説のレーサーだ。その師匠の前で、闘志あふれる、いや、あふれ過ぎる走りを見せていた。激しかっ

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