悲運なレーサーシリーズに登場した過去の選手は新田康仁、前田拓也、會田正一など、時代に合わずタイトルを獲れそうで獲れなかった選手ばかり。その時代に輝いた選手であるが、巡り合わせが悪く悲運であった。僕の中で基準があり、本田博選手も当てはまる。 記念競輪は3回優勝したが、意外にもGIの決勝には乗っていない。当時、GII開催だった、ふるさとダービーは玉野で2回決勝に乗っている。FI開催も後ろの優勝は多かったが、本人は10回ちょっとしか優勝していないそうだ。 本田博は「当時は先行する事に喜びを感じていた。山本真矢さん、海田和裕君、同期高谷雅彦君と壮絶にやり合っていた。結局、GIの準決でも井上茂徳さん、…