55歳の日を迎えて

  •  今日で55歳になる孤独な老害記者。東京湯島の古くからある日本旅館に籠もり、隣りに出版社の編集者がいて、和服で万年筆で原稿用紙に書く執筆活動。これが理想だが、現実は築40年の亡くなった親父が建てた自宅に、1階は85歳の母親が住み、2階でパソコンで原稿を打っているスタイル。 競輪に負けた金額だけ、競輪記者として血になり肉になってきたが、車券さえ買わなければ、今頃、都心のタワマンでセレブな生活。年始めから4月中旬まで一切、ギャンブルをやっていなかったが、ここに来て急にスイッチが入ってしまった。ギャンブル依存症に警鐘を鳴らさなくてはいけない立場だが、10代から、こんな生活。歯止めが効かなくても、自己

©NetDreamers