2025/10/14(火) 14:44
豊橋競輪「第1回愛知・名古屋アジア・アジアパラ大会協賛競輪(GIII)」は、16日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
協賛GIIIの今シリーズは、大物不在の構成。競走得点トップは小森貴大だが、シリーズリーダーとしてはやや小粒な印象だ。
それでも、同県の後輩・脇本勇希が調子を上げており、福井ワンツーの決着も十分に狙える。小森は共同通信社杯で寺崎浩平の番手を回れず、5番手でラインを固めるレースに終始した。厳しい近畿の競輪界で結果を残すには、日々の積み重ねが何より重要。脇本弟も着実に競走得点を上げ、要所で存在感を発揮している。
関東勢では吉田有希の動向に注目。警戒されずに駆けられた時の持久力は一級品で、波乱を起こす可能性もある。番手には、協賛GIIIで優勝経験のある山岸佳太が入り、安定感あるアシストを見せるだろう。自在派の寺沼拓摩も脚色は良く、チャンスは十分。
南関、北日本はS級1班の自力型が不在。伏見俊昭や近藤保は、位置取りがカギとなる。
中部はヤンググランプリの覇者・纐纈洸翔が地元戦に臨む。脚質はまだ定まっていないが、今回は目標に恵まれそうで期待がかかる。
その筆頭が志田龍星。高い潜在能力を秘めた中部コンビが主力視される向きもある。
四国は相性抜群の徳島コンビ、太田竜馬と島川将貴が軸。ムラはあるが、噛み合った時の破壊力は他地区を圧倒する。
九州は林慶次郎がラインの先導役を務め、吉本卓仁と松岡貴久が後方でサポート。連携の完成度が高く、他のラインにとっても脅威だろう。