2025/10/03(金) 19:32
武雄競輪「日本名輪会カップ・九州スポーツプレゼンツ第14回 闘将佐々木昭彦杯(FI)」が3日、2日目を開催。A級5R準決勝を走った長野魅切に話を聞いた。
今節は9月に特別昇班を経て2班としての2戦目。初戦の防府は準決で大敗を喫し、チャレンジ戦との違いを肌で感じさせられた。仕切り直しで挑んだ今シリーズは、初日こそ力通りの内容で好スタートを切ったが、準決はまたしても課題が残る運びとなった。
本来ならば後ろ攻めから上昇し打鐘では一回は前に出るべきだったが、仕掛けどころを逃して後方待機。しびれを切らした中川繁樹が先制すると、動くに動けず坪内恒の仕掛けに乗ってまくり追い込みが精いっぱい。
大外を強襲し2着へ飛び込み決勝に勝ち上がったが、内容が内容なだけに表情は険しい。「打鐘で行くか迷ったけど(中川が)地脚選手と聞いていたし仕掛けにちゅうちょしてしまった。2角でもバックを踏んでしまった。気持ちの弱さが出たし、力を出し切れず終わったので内容は喜べないし、これでは上で戦えないです…」
初日はいいもののワンランク自力の脚力が上がる準決勝ともなると途端に苦戦を強いられる。もちろん、警戒網を敷かれるということもあるが、自分でも自覚しているように上位を相手に戦うには高い壁を乗り越えねばならない。
最終日の決勝11Rは同県の先輩、森本桂太郎に前を任された。
「踏みたいけど踏ませてもらえないのが悔しいですね。決勝は準決の分を挽回したい。先輩が付いてくれるし頑張ります!」と準決の思いをぶつけて猛チャージで畳みかける。(netkeirin特派員)