2025/09/25(木) 15:21
立川競輪場「スポーツニッポン杯(FI)」は25日に準決勝戦を迎えた。A級戦で決勝に駒を進めた小榑佑弥に話を聞いた。
勝負所の準決勝戦では正攻法から風を切るレース。後ろが競りとなったが、自分のやるべき競走はこなした。最後は寺沼伊織に交わされたものの、動き自体は仲々だった。決勝は東という括りで齋藤雄行にいけそうなメンバーとなった。マークすれば堅実に戦える組み合わせだが、小榑佑弥は、あえて“安全策”を封印し、自らの力で勝負に挑む決断を下す。
「以前の自分より脚力は確実に上がっている。2分戦で単調な展開になるより、3分戦にしてレースを動かした方がチャンスは広がると思った」と力強く話す。自分を信じ、攻めの選択をした背景には、ここまでの積み重ねと成長への自信があるようだ。
この決断によりライン構成も複雑になる。展開は一気に活性化しそうだ。自らリスクを背負ってでも攻める姿勢には好感が持てる。
「優勝を狙っていく」。その言葉どおり、能力を総動員する戦いぶりでVを奪取だ!(アオケイ・真島記者)