失格の影響で今期はA級暮らしとなっている佐藤龍二だが、降級後は格の違いをしっかりと見せつけ、前回は待望の今期初Vもゲット。

「やっとひとつ勝てました。それにしてもA級はキツいですね。すごくいい修行になっています(苦笑)」

　A級といえばミッドナイトやモーニングのあっせんがランダムで多く入るが、佐藤もご多分に漏れず「これでミッド3連チャンで、次もミッド。それが終わったらナイターからのモーニングです(苦笑)」とS級時代はなかったハード日程をこなしている。多くの選手からは「ミッドの後に時差を戻すのが大変」との声が聞こえるが「自分の場合はミッドが終わったらその日は眠らず、そのまま起きて次の日の夜に寝れば戻ります」とこの点に関しては大丈夫なようだ。

　初日は連係豊富な原田亮太の番手回り。「彼は強いし、自分が何もしなくてもワンツーが決まるかも」と好目標を得て余裕の表情を見せていたが、原田の方は「龍二さんは僕の後ろで失格してA級に落ちてしまったんです。迷惑かけられないし、仕事をしなくていいような走りができれば」と気合パンパンだった。(netkeirin特派員)