2025/08/22(金) 15:40
松戸競輪場のナイター「開設75周年記念・燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯(GIII)」が23日に初日を開催する。一次予選5Rを走る中村浩士に話を聞いた。
6月大垣FIシリーズの初日に落車し約2か月半もの間、戦線から離脱した。左鎖骨、肩甲骨、肋骨の骨折に肺気胸を患う重症だった。「フルセットでした」と本人も苦笑い。「練習をしたい気持ちはあるけど、先生からは『動かないでくれ!』と。経過を見ながら我慢して自宅療養していました」ともどかしい日々を過ごした。
そんな中、迎えるのは待望の地元記念。本来なら前場所の小松島FIシリーズで復帰し状態面を確認しておきたかったが、間に合わないと判断し今回を復帰の場とした。
「小松島は走りたかったけど、骨のくっつき具合とかの感じが微妙だったので我慢して欠場しました。今は7割ぐらいのデキですね。だけど地元記念に呼ばれるのは光栄なこと。走れるならば走りたかったんです」と、ぶっつけ本番になるが、走れる喜びを噛みしめ地元の大一番に臨む。
昨年は選手会千葉支部、支部長として裏方業務に汗を流していたが、今回はレースでファンに魅せることになる。「去年は塩アメを配ったり、タオルやユニフォームを販売してサインを入れたり、と。今回は立ち会えませんけど、下準備はしてきましたし、ぜひ松戸へ」と"公務"として大会の宣伝も忘れなかった。(netkeirin特派員)