2025/08/19(火) 09:00
熊本競輪場のミッドナイト「成尾整形病院脊椎部長田畑聖吾杯(FII)」は19日、2日目を迎える。3Rのチャレンジ準決勝に出走する泉文人に話を聞いた。
19年前期までS級に在籍した泉文人が失格点やケガの影響もあって今期からA級3班に降班。チャレンジ戦を舞台に戦っている。ここまで3節走って4着以下が1度もなく、準V、決勝3着、優勝とハイレベルな走りを見せている。
「前回の優勝は前で頑張ってくれた選手が強かったおかげ。やっぱり負けられない、確定板は外せないって思いで、いい緊張感を持って走れている」
初出走になった熊本バンクで初日は2着に4車身差をつける捲り快勝。今回も好スタートを決めた。
「相手が地元の佐藤(魁皇)君だったし、相当やる気だろうと思っていた。脚を使わせながら出して、早めから行ける感じもあったけど落ち着いて仕掛けられた。チャレンジから上がってからは初めて。もう何年ぶりですかね。今は新人が相手になる事が多い。若い子はレースを覚えていないだけで強い。すんなり駆けられたら厳しいので少しでも脚を使わせようとやっています」
準決勝は単騎での戦いになった。
「決勝に乗れるように攻めたい。この半年間は得られることも多いと思う。今の競輪は何でもやっていかないと。同期の郡司(浩平)みたいに。前でやれる時はやって、強い選手の後ろを回るチャンスがあったら地区を問わずに回りたい」
2節前の静岡決勝は大阪支部の土生智徳、前節川崎の決勝は埼玉支部の木村優駿の後ろを回って戦い方の幅も広げている。久々のチャレンジ戦で躍動中の泉が4節連続の決勝進出を目指して準決勝も俊敏に立ち回る。(netkeirin特派員)