まずは初日特選の想定メンバーと並びから。九州は本命の阿部将大に、瀬戸栄作、山口敦也の折り合いで自力勝負。点数は山口の方が持っているが、自在選手なので瀬戸が番手。地元は追加で入った片岡迪之に人格者の三宅達也。三宅は煩い事を言わず「迪之、好きに走れ！」が、いつものパターン。

　中部近畿は石塚輪太郎に、追い込み寄りになっている長尾拳太。阿部はスタート名人であり、前を取ってからの仕掛け。石塚のバック数が9回、阿部が12回、片岡が5回と考えると、阿部がロングの仕掛け。

　予選の主力メンバーは小森貴大、梶原海斗、村田祐樹、栗山和樹、真鍋智寛、月森亮輔と言った面々。ヤングパワーを発揮する村田と栗山は将来の中部のスター。地元の月森は前回の前橋で嬉しいV。

　A級の初日特選の並びは、2分戦で、薦田将伍に上田学の愛媛勢。この3番手が四国で坂田章。地元は徹底先行の松下綾馬にタテ型の滝本泰行。3番手が中国で國村洋。中部単騎の西村豊は、決めずに先手ライン。松下の先行を薦田が捲れるかだが、薦田は初日特選3連勝中。予選はめぼしい若手先行選手が不在で、特選シード組みが有利にレースを進める。