2025/05/23(金) 01:00
2025年5月22日 武雄競輪
ミッドナイトG3「日本名輪会カップ」(最終日)
5月20日から3日間の日程で開催された武雄競輪のミッドナイトG3「日本名輪会カップ」は22日最終日を迎えた。
佐世保、小松島に続いて3回目となるミッドナイト競輪のG3開催は、S級戦、ガールズ戦ともに、初日から「アツい」レースが展開。S級戦は地元武雄のG3連続優勝が期待される山田庸平を中心に、九州勢4名が決勝進出する活躍ぶり。また昨年のヤンググランプリ覇者の纐纈洸翔や、ただひとり連勝で勝ち上がった木村皆斗の快進撃にも注目が集まった。
4車連携の九州勢が人気に推された決勝は、ライン先頭の阿部将大が主導権を握ると、番手の北津留翼が最終2コーナーから捲りを打ち、3番手を固めた地元の山田が差し脚を伸ばして優勝ゴール。G3優勝は通算6回目で、4月の武雄記念から地元G3の連覇を達成した。
また、同時開催されたガールズケイリンは石井寛子が完全優勝を果たした。
※2日目(準決勝)レポートはこちら
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【最終日9R=S級決勝】
1/山田庸平(S1・佐賀94期)
2/纐纈洸翔(S1・愛知121期)
3/井上昌己(S1・長崎86期)
4/北津留翼(S1・福岡90期)
5/大矢崇弘(S2・東京107期)
6/阿部将大(S1・大分117期)
7/木村皆斗(S2・茨城119期)
【レース展開】
誘導以下、6阿部-4北津留-1山田-3井上、2纐纈、7木村-5大矢で周回を重ねる。赤板で木村が動いていくと、それに合わせて前受けの阿部が一気にペースアップして先行態勢に入っていく。木村は北津留の横まで上昇して打鐘を通過。北津留は木村をけん制して番手をキープすると、最終2コーナーから捲りで抜け出していく。北津留に山田、井上が続き、九州3車が優勢のまま直線勝負に入る。ゴール
前では、北津留の後位から山田が差し切り1着ゴール。2着は追い込んだ井上、3着には北津留が入り、九州勢が確定板を独占した。
【最終日9R=武雄競輪G3決勝】
2車単1-3 450円(2番人気)
3連単1-3-4 760円(2番人気)
決まり手:差し-マーク
優勝/山田庸平(S1・佐賀94期)
今回戦績:特7・準1・決1
次走出場予定:宇都宮F1(6月9日〜11日)
ラインのおかげで、昨日も助けられて、今日も皆が役割をしっかりして、良かったと思います。前を取って突っ張ろうかという作戦。まずはライン、今日は誰かしらが来るのではないかと思っていたので、3番手でしっかりと守り切ることを一番に考えていました。(木村が)仕掛けてくるというのも想定していたので、対処できたと思います。
(ミッドナイトは)日に日に調整でき始めてきたという感じで、初日も昨日も難しかったです。あまり意識しなかったのですが、(地元G3連覇は)本当に良かったと思うし、今年も賞金を少しずつ上積みできています。G1では結果を残せていないので、そこに照準を合わせていきたいと思います。(高松宮記念杯が開催される)岸和田も相性がいいので、そこに向けて、しっかりトレーニングして頑張っていきたいです。
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◆武雄競輪F2ミッドナイト「ガールズケイリン」(最終日)
【最終日8R=S級決勝】
1/那須萌美(L1・宮崎114期)
2/石井寛子(L1・東京104期)
3/飯田風音(L1・埼玉120期)
4/元砂七夕美(L1・奈良108期)
5/長澤彩(L1・福岡106期)
6/又多風緑(L1・石川122期)
7/山口優依(L1・愛知124期)
【レース展開】
誘導以下、4元砂、5長澤、7山口、2石井、1那須、6又多、3飯田の隊列から、飯田が動いて誘導の後位に入る。れに追走する石井。打鐘前に那須が動いて長澤の後ろに入ると、石井も徐々に上昇して最終HS前に3番手に入る。最終HSで那須が追い上げると、石井が捲りを打ち、その捲りに那須も続く。先手の飯田を、石井は最終BS前にとらえて先頭に立つと、2番手は内に飯田、外に那須で並走に。直線で那須も詰め寄るが、石井がそのまま押し切り1着ゴール。2着に那須、3着には飯田の後位から外伸びた元砂が入線した。
優勝/石井寛子(L1・東京104期)
今回戦績:予1・予1・決1
次走出場予定:玉野F2(5月29日〜31日)
後方になってしまったので、前に行きたかったのと、内に詰まらないように考えていました。今日は身体がすんなり動いたので、行けるところから行けたと思います。たくさん練習してきたので、優勝できて良かったです。また次も頑張ります。
(P-Navi編集部)