2025/05/09(金) 17:45
別府競輪の「ルーキーシリーズ2025(FII)」が9日、初日を開催。6Rガールズ新人予選1を走った酒井亜樹に話を聞いた。
養成所を在所1位で卒業し、現在はナショナルチーム強化指定選手Bに在籍し、将来を嘱望される酒井。
4月には香港で行われたインターナショナルトラックカップに出場するなどデビュー前から大忙しで、ようやく当ルーキーシリーズでガールズケイリンの実戦にこぎつけた。
期待の1走目は初手こそ3番手に位置していたが、冷静に車を下げると前団のもつれを眺めてまくり一閃。2角の下りを使った出色の一撃は、一歩目で勝利を予感させるものだった。
「香港のあとはあまりガールズ用の自転車に乗れていなくて、前検日の指定練習で久しぶりに1本ダッシュをしてモガけました。雨が降っていたので軽くはなかったですけどスーッと流れましたね」と初陣を飾り一息ついた。
すると、ザブザブの雨走路を眺め「私は雨女なんですよね…」と、つぶやき「卒業記念レースやBMXの大会の時とか大切な日はいつも雨降りなんです。ルーキーシリーズ初戦でも雨なんて、自分っぽいなって思いました」と笑った。
"大切な日はいつも雨降り"とは、まるで何かの歌の一節のような情緒的なフレーズだったが、めげることなく結果を出しているのだから何ら問題ない。幸いにして2日目は雨が止み、天気は回復する見込み。
2日目、6Rガールズ予選2は自信を持った仕掛けでバンクを力いっぱい駆け巡る。(netkeirin特派員)