2025/05/03(土) 15:15
名古屋競輪場の「第79回日本選手権競輪(GI)」は3日に5日目を開催。7R特選一を走った山口拳矢に話を聞いた。
2月豊橋GI「全日本選抜競輪」の最終日に落車し「右鎖骨骨折」と診断され、約50日の治療期間を経て前回、4月玉野FIから戦列に復帰した。だが、まだまだ本調子とはいえず準決勝でまさかの敗退を喫するなど精彩を欠いていた。
そんな不安を抱き、日にちが詰まったまま迎えた当大会だっただけに自信を持って走ることが出来なかった。
「FI(の勝ち上がり)で負けてしまっているようでは(GIでも)通用しないなと痛感しました」とサバサバしたもの。
敗者戦回りとなった今レースは村田祐樹目標から白星をつかんだが「4角まで村田君に連れていってもらったおかげで、自分だけ脚を使っていなかった。普段、自力でやっているし脚も溜まっていたので本当なら外を踏みたかったけど、踏んだら出なかったし内へ行ってしまいました。状態? いいときの5割ぐらい」と、体が思い通りに動かずに慎重だった。最終日までに劇的な変化があるとは思えないが、1着は何よりものいい薬。リズム好転を願い焦らずじっくりと状態を戻していく。(netkeirin特派員)