【日本選手権競輪】佐藤慎太郎「守澤の好意に甘えて響平の番手へ」

2025/04/30(水) 20:04

名古屋競輪場の「第79回日本選手権競輪(GI)」は、5月1日、3日目を迎える。10レースの二次予選を走る佐藤慎太郎に話を聞いた。

二次予選のメンバーが発表されて、じっくり話す新山響平(左)と守澤太志と佐藤慎太郎

 二次予選のメンバーが発表され、北日本は新山響平、佐藤慎太郎、守澤太志の3人。慎太郎先生が、S班なら無条件で番手。ただ、守澤の競走得点が110点、慎太郎が105点なので、並びが注目された。しかも、慎太郎は骨盤骨折の重傷で復帰2場所目だ。

 まず、守澤の方から第一声があり「絶対、3番手です! 僕は3番手の方が良いので、慎太郎さん、番手を回って下さい」。

 これで慎太郎が熟考する。

「初日は思ったより走れたけど、点数も違うし、まだベストの状態ではない。しかも、守澤だし、簡単に番手とは言えない。まあ、そこまで、守澤が言うなら甘えて響平の番手。俺なら抜かれる心配もないので、響平も嬉しそうにしていたから(笑)」

 オールスターのファン投票中だが、走っていないのに中間発表で10位。絶大な人気があるのは間違いない。

「記者さん達が、普段から俺の事を良く書いてくれるから。これも慎太郎の偶像だよね(笑顔)」

 ウィットに飛んだブラックジョークと、言葉のチョイスは天才的で、いつもこちらは助けられている。(町田洋一)

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