【日本選手権競輪】余裕しゃくしゃくの抜け出しで1着の山田庸平

2025/04/30(水) 18:45

名古屋競輪「第79回日本選手権競輪(GI)」は30日に2日目を開催。一次予選9Rを走った山田庸平に話を聞いた。

九州勢と車を合わせて本番に備えてきた山田庸平

 9Rは山崎賢人率いる九州トリオがレースを支配。3番手の瓜生崇智がスタートを決めて山崎-山田を迎え入れると、山崎は根田空史を突っ張り主導権。中団から反撃してきた久米康平ラインの追随も退けた。1着の山田は余裕しゃくしゃくの抜け出しで山崎は2着に踏みとどまり、内を締めて他派を封じた瓜生崇智も3着に続き、確定板を独占した。「賢人の打鐘4角からの立ち上げがよかったから誰にも来られないと思った。瓜生のスタートも早かったですね」とそれぞれが役目を果たしたライン決着にうなづいた。

 4月地元GIII「大楠賞争奪戦」を4連勝による完全優勝で制すると、伊東を欠場し今回を迎えた。直前には「武雄に(伊藤)颯馬が来てくれたので一緒に。あとは熊本に何日か入って(伊藤)旭や(嘉永)泰斗とやってきました」と九州勢と車を合わせて本番に備えてきた。他にも、最近は久留米と武雄を行き来し後藤大輝ら梶原海斗とトレーニングや練習を共にするなど若手たちとの激しい乗り込みで自身を鍛え上げている。

 手ごたえ十分のまま当開催を迎えられたのは大きな励みと自信になる。3日目、二次予選8Rは連係豊富で合宿でも呼吸を合わせた嘉永に期待し混戦を突破する。(netkeirin特派員)

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