2025/04/25(金) 10:30
4月25日に岐阜競輪場で開幕するガールズケイリンのG1「第3回オールガールズクラシック」。 チャリレンジャー(チャリロトスポンサード選手)から、小林莉子選手、石井貴子選手、鈴木奈央選手、日野未来選手、下条未悠選手の5名が参戦します! チャリレンジャーへのたくさんの応援、今回もよろしくお願いします!
※オールガールズクラシックの前検日レポートはこちら
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【オールガールズクラシック(初日)7R=ガ予選】
「ずっと心残りだった昨年の決勝」
1番車:小林莉子(L1・東京102期)
-昨年のG1戦線を振り返ると?
小林「一番印象に残っているのが、昨年の久留米のオールガールズクラシックの決勝ですね。スタートけん制が入って、ああなってしまったことが、自分の中でではすごく心残りでした。あれから1年、レースに取り組んできたんですけど、今でも印象に強く残っています」
-その悔しさから、取り組んできたこととは?
小林「あの時は、レースを面白くなくしてしまったので。自分の成績うんぬんよりも、レースが壊れてしまったことが悔やまれました。そこからは、どの位置からでも勝負できるように、そういうレースをやっていこうと練習していました。ただ、走りのバリエーションを増やしていきたくても、あれこれやると自分はダメになるタイプ。1個ずつじっくりやってきた感じですね」
-今年ここまでの感触は?
小林「(ブリヂストン)TS9に乗り換えて、フレームサイズだったり、すごく苦戦しています。かなり別のものに乗っている感じがあって、まだこれだという感じがつかめてなく、今ひとつですね。セッティングもゴロっと変わりましたし、後半しっかり踏んでいかないと伸びていかないので、悩んでいます」
-その中でも節目の通算500勝も達成しました。
小林「またレースのスピードが上がってきましたし、そこに対応していかないといけないと思ってやっていることが、良い方に出ることもあるのですが、悪い方にも出てしまうこともあるので。自分の中ではすごく良いという感覚はないのですが、成績はやっと固まってきたのかなとは思います」
-前走からここまでは?
小林「けっこうレースが詰まっていましたけど、直前はしっかり練習しました。それが出せればいいですね」
-初日は7レースです。
小林「自在選手が多いですね。内に詰まったりしないように、頑張りたいです」
-最後に意気込みをお願いします。
小林「まずはしっかり決勝に進むことが大切だと思うので、目の前の1戦1戦を頑張りたいと思います」
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【オールガールズクラシック(初日)7R=ガ予選】
「初日からしっかり集中」
6番車:鈴木奈央(L1・静岡110期)
-G1参戦は、昨年のオールガールズクラシック以来1年ぶりとなりますが、まずG1戦を前にした心境を聞かせてください。
鈴木「昨年と違い、点数も55点台に上がってきていますし、調子が上がってきているのを自分でも実感できているので、昨年よりも楽しみ感はあります。G1の舞台でしっかり成績を残したいというのもありましたけど、山口真未さんが引退したことが私的に大きなターニングポイントでした。真未さんの分まで、というわけではないですが、自分の中に責任感が生まれたことは良かったのかなと思います」
-レースでの動き出しも早くなってきている印象を受けます。
鈴木「はい。ペースが落ちるレースが、そもそも苦手でした。そこで自分からレースを動かせるように、実行できるようになってきたとは思います」
-前走から中5日。仕上がり具合はいかがですか?
鈴木「あまりここに向けてというより、いつもの感じで練習もケアもしてきました。大丈夫だと思います」
-最後に意気込みをお願いします。
鈴木「初日からが勝負になってくるので、しっかり集中して頑張りたいと思います」
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【オールガールズクラシック(初日)8R=ガ予選】
「気持ちを強く持って」
4番車:下条未悠(L1・富山118期)
-今年最初のG1になりますが、昨年からここまでは?
下条「昨年(11月)の女子王座戦は自力が出せなかったのですが、その前の年よりは成長したかなという部分と、やっぱり自力で戦いたい、そう思った開催でした。今年最初の方は自分の気持ちが弱くてレースができなかったのですが、ここ最近は誰も来なかったらしっかりと仕掛ける、そういう自分のレースができている部分はあります。でも、自分より強い自力選手には、まだ怯んでしまう部分もあるので、ガッツある走りがまだ足りないかなとは思いますね」
-成績的にはコンスタントに決勝に進んでいます。
下条「はい。常に確定板を外さない意識では、基本こなせていると思います。そこから、さらに1着を増やしたいなど、考えることは多いです」
-戦い方にも変化が?
下条「そうですね。変に逃げて、後ろから差されるよりも、自分が持つ距離までしっかり見極めることができています。そこが今までと比べて、全体的に上がってきているかなと思います。ただ逃げて差されているだけでは、自分がお客さんに本命で買われているときもありますし、そうではないときも自分の中での組み立てを考えて走るようになってきています」
-前走からここまで約2週間ありました。
下条「その間はずっと練習。直前はマッサージなども行きましたが、基本は練習。トップスピードだったり、女子選手と長い距離をもがいたり。タイムも出ていたので、悪くはないかなとは思います。気持ちを強く持って走りたいですね」
-岐阜のバンクイメージは?
下条「あまりクセがないバンクなので、走りにくさはないと思います」
-最後に意気込みをお願いします。
下条「まずは初日ですが、けっこう自力あるメンバーが多いので。行けるところはしっかり行って、頑張りたいと思います」
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【オールガールズクラシック(初日)11R=ガ予選】
「現状でできることを出し切りたい」
2番車:日野未来(L1・奈良114期)
-今年最初のG1になりますが、まずは心境からお願いします。
日野「昨年は11月の競輪祭に出られなかったので、今年最初のG1を迎えることができて嬉しく思います。まず今年は年始の小松島から優勝できるようにと思い、月に3本、しっかりとコンスタントに決勝に乗って、通常開催では確定板を外さないことを目標にやってきました」
-完全優勝も2回あって、有言実行の成績だと思いますが、振り返ると?
日野「ただ、1月から月3本を走り続けて、まだ4月ですけど、それがどれだけ難しいことなのか、身に染みて分かりました。昨年は尾崎(睦)さんが本数を走って、賞金トップを走っていましたけど、それって本当に凄いことなんだなと実感しています。疲れることもありますが、レースに参加しているので、練習する時間がなくなります。そこで気持ちの焦りも出てきます。レースを走っているので積み重なっていく部分はいいのですが、やらなくてはいけないことがありすぎて、それに対して時間が足りないイメージですね」
-今年最初のG1になりますが、どこにポイントを置いていますか?
日野「G1に出場できているのはいいですが、決勝に勝ち上がれていません。他の選手を見ていても思うのですが、ただ仕掛けるだけではなく、良い着を取らないことには決勝には乗れないので。でも、仕掛けて勝てる自力をつけるのは本当に難しくて、限界もあります。うまく脚を生かして、自在でも勝ち上がれるようなレースもしていかないといけないなと思っています」
-前回の岸和田から約2週間。どう過ごしてきましたか?
日野「佐藤水菜ちゃん、梅川風子さん、豊岡(英子)さんと関東で合宿しました。ナショナルチームのトレーニングも教えてもらったのですが、強力すぎて。今まで、そこまでの強度のトレーニングをしていなかったので、また新しいことを知れた分、頑張りたくても無理をしてはいけない、体を壊さないように気を付けなくてはいけないと。負荷をかけすぎてしまいましたが、ここまでが今の自分の限界だということも知れたので、そこから成長していかなければいけないなと思いました」
-最後に意気込みをお願いします。
日野「レースではしっかり力を出し切れるように。出場するからには、練習も気持ちもしっかり整えてきました。現状でできることをやりたい。初日は得点上位の梅川さんがいるので、いい位置が取れたらいいし、そうでなければ自分で前々に動いて勝負したいと思います」
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【オールガールズクラシック(初日)12R=ティアラカップ】
「1日1日を頑張るだけ」
6番車:石井貴子(L1・千葉106期)
-オールガールズクラシックは初出場となります。
石井「はい。今まではこの開催の前座戦、あとは平塚の前哨戦は追加で呼ばれたことがありました」
-今年最初のG1戦になりますが、どんなところに注意していますか。
石井「私は昨年、パールカップを勝ったので、その時にどうやって戦ったのか、自分の経験に問うことになるのですが、1日1日を精いっぱい走った、自分の力や条件を考えて走った結果が優勝だったので、その取り組み方で戦うことになると思います。そのため、4本あるG1の内の1つということではなく、スタートしてゴールすることは毎レース、同じ。何ができるの? どうするの?というところだと思います」
-そこは石井選手が一貫している部分ですね。
石井「いろいろな設定だったり、選考だったりはありますけど、そこは私の仕事ではないですし。どのように楽しんでもらっても構わないのですが、私がすることは何かをいつも問います」
-昨年はG1を優勝してグランプリを経験しました。今年4カ月経ちましたが、どのようにレースに反映されていますか。
石井「昨年に関しては、G1というクラス設定に初めて立って優勝したので、それがどう働いていくのかを初めて経験しました。その上での難しさ、これまでになかったことは、年末までの半年でありました。タラレバにはなりますが、それもありがたい経験でしたし、フタをあければ、今回私が特選(ティアラカップ)に乗れるのは、パールカップ優勝後の競走を休まなかったから。勝ったからといって休むことをせず、追加が来たら走りました。グランプリ(出場)はクリアしていたけど、走ったから今回特選に乗れるので、変えなかったからいいことがあるのだと思うし、頑張って1本、1本を走ったからかなと思います」
-直前は3開催連続優勝中です。
石井「そうですね。グランプリの後はどうしても疲れが出ました。グランプリは出ること自体が難しいですし、地上波だったり、見られている感もとても強かったです。1月は疲れていましたが、オフシーズンもなく、新しいシーズンが始まるのが私たちの仕事。状態の作り方を考えながら、いつもガンガンやっていられるわけでないし、レースが無いわけでもない。一時は決勝で勝ち切れず、かみ合わなかったですが、年中、走っていればそんなこともあるだろうと」
-前走の静岡から、ここまで11日。どう過ごしてきましたか。
石井「あいたのは、ありがたかったです。いつも通りの練習で、体調も崩してないですし、痛いところもないという感じです。私は頑張るだけですね」
-先ほどもありましたが、特選(ティアラカップ)スタートです。
石井「予選を走れば2着上がりになるので、かなり厳しくなる。そこをクリアできているのは大きいことだと思います。ただ、それをしに来たわけではないので」
-最後に改めて意気込みをお願いします。
石井「ちゃんと出場権を自分で取って、特選の権利も自分で取って乗れたレースなので、ありがたいです。1日1日を頑張りたいと思います」
※掲載はレース出場順
※チャリレンジャーとは
(P-Navi編集部)