【開催直前展望】川口オートSG「オールスターオートレース」は24日開幕!【ファンが選んだスター選手の競演】

2025/04/23(水) 10:00

2月の全日本選抜以来、今年2開催目となるオートレースのSG「第44回オールスター・オートレース」が川口オートレース場にて、4月24日(木)から29日(火・祝)までの6日間、ナイター開催される。
主にファン投票によって出場権が与えられるため、ファンが選んだ選手によるドリームマッチが実現する。川口開催は3年ぶり11回目。96名のスター選手が、ファンの思いを背負い、6日間のスピードレースを展開する。

※初日の出走表(24日更新)はこちら

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【青山周平が大会連覇へ】

青山周平

今期ナンバーワンに返り咲いた青山周平がオールスター連覇に突き進む。今年ここまで41走して1着33回、2着5回、着外になったのが僅か2回と、その安定感は群を抜いている。今年最初のSG全日本選抜では10周回を押し切り、史上4人目のダブルグランドスラムを達成。近況も3月川口G1の最終日から15レース連続で2連対を外していない。昨年のオールスターも1枠から8年ぶり2回目の優勝を果たしており、大会連覇、SG連続優勝なるか注目が集まる。

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【上昇カーブを描く鈴木圭一郎】

鈴木圭一郎

鈴木圭一郎は前節の山陽G1令和グランドチャンピオンカップで今年初優勝。今年それまでに7回の優出はあったものの、あと一歩勝ち切れない状況だったが、相性の良い大会で完全優勝を決めた。「これで流れが良くなるといいですね」と語るように、好ムードのままSG戦に乗り込んで、ここまで惜敗してきた分も、3連覇実績あるオールスターで巻き返したいところ。

なお、今回も青山との2強がシリーズの焦点となりそうだが、今年の同乗時のレース結果は以下の通り。

・3月プレミアムカップ優勝戦
青山(1枠)1着、鈴木(4枠)2着

・2月山陽G1最終日・特別選抜戦
鈴木(7枠)1着、青山(8枠)2着

・3月山陽G1最終日・優勝戦
鈴木(7枠)1着、青山(8枠)2着

今年これまで3回の対戦があるが、3回とも内枠に入った方が1着で、もう一方が2着。今開催はスターセレクションから同乗が決まっており、初日から目が離せない。

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【地元SGで川口勢の躍進も】

黒川京介
佐藤摩弥

今期ランク3位の黒川京介が、地元SGで躍動なるか。直近は4月山陽G2ミッドナイトチャンピオンカップを優勝、直前の川口開催も完全優勝している。鮮烈なスタートとスピードで、2強の壁を乗り越え、昨年の日本選手権以来となるSG2回目の優勝に挑む。
黒川をはじめ、川口からは初日のスターセレクションに3名がエントリー。復活を期す森且行はファン投票1での選出。ファンの期待を背に、好走に期待だ。佐藤摩弥は2年連続でオールスター準優勝。悲願達成へ、今回も鋭いスタートから上位争いを演じる。

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【スター選手が多数参戦!】

鈴木宏和

鈴木宏和はSG優勝戦の常連に成長しており、今年2月の全日本選抜では青山周平に破れたものの、好スタートから準優勝。現在SGは6連続優出中で、今回も日本一と称されるスタートから目が離せない。同じく浜松からは金子大輔もシリーズを賑わす。直前の浜松アーリーレースも完全優勝と好成績キープ。昨年は川口でSG全日本選抜を制しており、今開催もオールラウンダーの走りで上位争い。
荒尾聡、有吉辰也の飯塚勢。荒尾は今期から飯塚ナンバーワンに返り咲いた。相性の良いオールスターで、持ち前のテクニックと勝負強さを見せつけたい。有吉は4月山陽G1を初日から4連勝で優出(優勝戦は6着)、次の山陽デイレースも完全優勝しており、3月浜松での1000勝達成後も、勝ち星を量産中だ。山陽からは追い脚鋭い松尾啓史、丹村飛竜らが虎視眈々とVを目指す。

有吉辰也

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【SGオールスター初出場は4名!】

37期の浅倉樹良(伊勢崎)、森下輝(浜松)、福岡鷹(飯塚)の3名、さらに繰り上がりで出場を決めた落合淳がSGオールスター初出場となる。37期の3名はSG2回目の参戦。浅倉と福岡は、SG初勝利を飾れるかにも注目したい。

新鋭レーサーや女子レーサー、ベテランレーサーが多く参戦するのもオールスターの特徴。6日間のSG戦での健闘に期待だ。

◆出場予定選手はこちら
※オートレースオフィシャルサイトが開きます。

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【初日第12レース・スターセレクション】

青山周平(伊勢崎31期)前回優勝者
森且行(川口25期)ファン投票1位
鈴木圭一郎(浜松32期)ファン投票2位
佐藤摩弥(川口31期)ファン投票3位
高橋貢(伊勢崎22期)ファン投票4位
有吉辰也(飯塚25期)ファン投票5位
黒川京介(川口33期)ファン投票6位
新井日和(伊勢崎35期)ファン投票8位
※枠番、ハンデは前日に確定。
※ファン投票7位の池田政和選手は私病欠場のため、新井日和選手が繰り上がり。

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【勝ち上がりを詳しく!】

◆4/24(初日)
予選(1R〜11R)・スターセレクション(12R)
◆4/25・26(2日目・3日目)
予選 1R〜12R

↓ 3日間の平均競走得点64名
◆4/27(4日目)
最終予選 5R〜12R

↓ 4日間の平均競走得点32名
◆4/28(5日目)
準決勝戦(8周戦)9R〜12R

↓ 各1着〜2着 8名
◆4/29(最終日)
優勝戦(10周戦)12R


着順順位およびタイム順位得点は以下の通り
◆予選・最終予選・一般戦
1着:8
2着:6
3着:5
4着:4
5着:3
6着:2
7着:1
8着:0

◆スターセレクション
1着:10
2着:9
3着:8
4着:6
5着:6
6着:6
7着:6
8着:6

※着・タイム共に同得点
※競走戒告・試走戒告を受けた場合、合計得点から1回につき3点減点
※走法注意の判定を受けた場合は、合計得点から1回につき1点減点

競走得点算出方法は、
(競走得点合計-減点合計)÷完走回数
なお、小数点以下第2位で切り捨て

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【オールスター・オートレース優勝者データ】

※ダート時代も含めて、全42開催
最年少優勝:23歳
鈴木圭一郎(2017年・第36回優勝/川口)

最年長優勝:46歳
稲垣国光(1996年・第2回優勝/船橋・ダート)

ダートを除いた最年長優勝:44歳
島田信広(1994年・第13回優勝/船橋)

・オールスター・オートレース優勝回数
5回:高橋貢
4回:鈴木圭一郎
3回:浦田信輔、永井大介、荒尾聡
2回:飯塚将光、片平巧、久門徹、青山周平

昨年は青山周平が8年ぶり2回目のオールスター制覇。
高橋は1997年〜1999年に、鈴木圭は2021年〜2023年に、それぞれ3連覇している。完全優勝を達成したのは高橋貢(2010年)のみ。
※1975年4月の勝ち上がり制度以降
なお、岡部聡は史上7人目のSGグランドスラムがかかる。

・オールスター・オートレース優勝戦の配当
3連単最高配当:23万6680円
3連単最低配当:530円
3連単万車券決着:8回/21回

優勝戦の3連単最高配当は2004年(山陽)の23万6680円で、優勝者は浦田信輔。2011年(川口)も3連単21万円台(優勝は高橋貢)、2018年(飯塚)も19万円台(優勝は佐藤貴也)など高配当も多い。昨年も優勝は青山だったが、3連単は2万6440円の万車券決着だった。一方、最低配当は2010年(山陽)の530円で、優勝は高橋貢。
※3連単発売以降の2004年から2024年まで。

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【直近のオールスターオートレース・レポート】

第43回飯塚(24年4月)青山周平
第42回飯塚(23年4月)鈴木圭一郎
第41回川口(22年5月)鈴木圭一郎
第40回川口(21年4月)鈴木圭一郎
第39回飯塚(20年5月)荒尾聡
第36回川口(17年5月)鈴木圭一郎

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【SG・プレミアムカップの優勝戦ポイント状況】

SG優勝:青山周平
金子大輔 13
黒川京介 11
鈴木宏和 11
鈴木圭一郎 8
佐藤摩弥 7
伊藤信夫 6
有吉辰也 4
松尾啓史 4
長田稚也 3
荒尾聡 3
佐藤励 2

SG優勝戦得点表(変更後)
着順 得点
2着=10点
3着=8点
4着=7点
5着=6点
6着=5点
7着=4点
8着=3点
責外=4点
責任=0点
※責任には、フライング、出残り、後方スタート、故障完走(着順が変化した場合)を含む

SG・プレミアムカップの優勝戦の着順によってポイントが付与される。年末のスーパースター王座決定戦には、SG優勝、各地区成績1位、そしてこのポイント上位から計16名のみが選出されるため、獲得ポイントは非常に重要となる。昨年からポイントが変更され、2着3着は減、5着〜8着は増となった。出場権争いのアドバンテージを得るためにも、優出選手のポイント動向はチェックしたい。

※4月23日現在の出場予定並びにデータをもとにしております。
(P-Navi編集部)

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