2025/03/23(日) 15:15
伊東温泉競輪「第9回ウィナーズカップ(GII)」が23日に最終日を開催。8R特選を走った松浦悠士に話を聞いた。
競輪界を代表する中国ゴールデンコンビが、負け戦ながらも見せ場を演出しスタンドを沸かせた。清水が赤板過ぎの2角から車を持ち出し力のこもった先行に打ってでると、松浦は内で粘っていた東矢圭吾と、真後ろから仕掛けるタイミングをうかがっていた佐藤博紀ににらみを利かせて4角を通過。松浦は寸前までかばったが清水がきついと見るや直線で猛然と踏み込んで1着をゲットした。
「東矢君は余裕がありそうだったし佐藤さんもいたからあらゆる面にケアをしていました。佐藤さんが仕掛けにくくしようと目で牽制して阻めたけど、最後はスピードをもらった脇本(勇希)君に行かれかけた。ただ、あれだけ裕友が頑張ってくれたし、行かれるわけにはいかなかった」と松浦は直線でも脇本を猛然と牽制し、最終日にしてシリーズ初勝利を挙げた。
2025年の走り初めとなった2月静岡記念で落車し、状態面に不安を抱えたまま豊橋GI全日本選抜競輪、玉野GIII開設記念を走り今開催に入った。
「脚はずっといいですし、セッティングの感触は最終日が一番よかった。でもまだまだ力不足ですね。準決も犬伏(湧也)君が力勝負をしてくれたけど付いていけなかったし…」とまだまだ不安はぬぐえていない。
次走は29〜31日の小倉FIナイター。「準決で思ったより違うって部分がわかったし、そこを修正しながらトレーニングしていきます。セッティングさえ見えてくれば」と少しでも上積みを図り体と自転車のズレを取り戻す。(netkeirin特派員)