2025/03/22(土) 18:15
伊東温泉競輪「第9回ウィナーズカップ(GII)」は22日、3日目を開催。12Rの準決勝に出場した犬伏湧也に話を聞いた。
古性優作、新山響平、伊藤颯馬、犬伏湧也によるコマ切れ戦という準決一番の激戦区だった12R。車番が悪かった犬伏はやはり後ろ攻めになってしまったが、それは織り込み済みで「どこかで一発、仕掛けられるところでいくつもりでした」とレースプランを練っていた。
前受けの新山が誘導との車間を大きく開けて突っ張る素振りを見せていたため、別線は動きにくい状況が続いていたが、後ろ中団の伊藤が打鍾前から先にスパート。合わせて新山も踏み込み隊列が短くなったところで、犬伏も満を持して仕掛けたが、1コーナーの壁で止まってしまい新山を叩き切るには至らなかった。
「伊藤君の仕掛けに反応が一瞬遅れてしまった。その一瞬のミスが命取りになってしまった感じです。あれを乗り越える脚を付けたいし、もっと強くならないと。(準決敗退は)悔しいけど、得るものもあった。もっと上を見て、これからも頑張っていきたい」
来月からS級S班になるため"黒パン"姿は最終日で一旦見納め。この敗戦を糧にしてさらなる飛躍を誓う"S級1班の犬伏"が最終日を白星で締める。(netkeirin特派員)