2025/03/22(土) 03:45
前橋競輪場のナイター競輪「オッズパーク杯(FII)」は21日に初日を迎えた。A級予選を堂々の突っ張り先行で見事に逃げ切った依田翔大に話を聞いた。
前走は小倉ナイター競輪で今回が前橋ナイター。共に室内バンクということもあって若干、特殊な条件下でのレースとなるが、別線の上昇を完封して文句なしの逃げ切りを見せた。
「前を取れれば、上がってくる相手を突っ張るつもりでいました。ただ、空けているつもりはなかったのですが、内から来られそうになって少し驚いた。でも、そこは慌てることなく(頭突きで)止めました」と話す。タテもさることながらヨコの動きも可能なのが依田の魅力だ。最近はセッティングや踏んだ時の引っかかりを求めて試行錯誤している。
そんな中、前回の小倉最終日で一定の成果が出たというが、「まだまだスカスカする時がある。チェーンやオイルを換えてみたりしている」と納得の域に達するまで諦めない。準決は相手が強化されるが、持ち前のスピードと必殺のヨコを武器に善戦することに期待する。
なお、写真の2枚目は本人から是非あげて欲しいとのこと。ブレスレットなのだが、ここに付いているチャームは全て本人が手作りしたものだという。自転車一筋のような印象があるが、器用さにおしゃれなところも依田の魅力を引き立てている。(アオケイ・真島記者)