前場所の取手S決勝で落車し左肘と左大腿部を負傷した。このレースには2023年11月前橋以来のFI参戦となる深谷知広が参戦しており注目度は高く、打鐘過ぎに突如として落車したプレーは多くのファンや関係者が目にしており、あちこちから一体どうしてしまったのか？ との不安の声が上がっていた。「(3角で)押し込まれて戻るときに逆カントで完全にスリップしたんです」とバランスを崩したものだったと説明した。

「自転車に乗っているときはいいんですけど、左足の痛みがまだあって、歩くときには引きずっています」と状態面に不安を残すが、走るからには全力で戦う。直前には伊東バンクに前乗りして深谷知広らと共に練習をしてきた。特徴的な333バンクとあって一足先に傾向を探れたのは大きなアドバンテージとなる。ここは武藤龍生の援護を頼りに痛快弾を放ち、落車後の不安を一掃する。(netkeirin特派員)