松坂侑亮はA級だった6月1日の伊東で決勝3着に入ったあと、約半年間、戦列から離れていた。
「腰の痛みがあまりにもひどくて…。検査したらやっぱりヘルニアになっていました。落車した後とかでも無理して走り続けていたのとかが積み重なったのかもしれません。それで手術して休んでいました」

　11月末の高知FIで復帰したが、その後は7場所走ってほとんどが7着と苦しい戦いを強いられている。それでも「少しずつ踏めるようにはなってきているんです」と話す表情に悲壮感はない。
「そんなにすぐに良くなるとは思っていないですし、焦らず少しずつ戻していければ。レースはつくれているし、まずはバックまで持つように、そのあとは4コーナーまで、ゴール前までって感じで踏める距離を伸ばしていきたいと思っています」

　非凡な先行力は誰もが認めるところ。今は我慢の時期かもしれないが、このまま積極策をつづけていけば、また競走得点を100点台まで乗せることができるはずだ。(netkeirin特派員)