2025/03/12(水) 09:45
久留米競輪のナイター「楽天Kドリームス杯×HPCJC(FI)」は12日、最終日を開催する。11RのA級決勝を走る地元トリオに話を聞いた。
A級決勝は4人対3人の2分戦。堀川敬太郎ー櫻木雄太ー竹元健竜ー合志正臣の九州勢と、橋本凌汰ー藤原悠斗の岡山勢に、「1人でやっても何もできないから」と話した鈴木幸紀が続くことになった。
堀川、櫻木、竹元の3人はホームバンクで決勝進出。竹元は10回目で初の久留米決勝進出だ。4Rを勝った櫻木は「みんなで連係できたら思い出に残りますね。堀川君にはチャレンジ時代の高知で優勝させてもらったことがあるし、セッティングも見てもらったりしてお世話になっている。先頭を志願したい」と先頭で走る気満々だった。
5R後の話し合いで並びが決まると、堀川が「自分も前を譲れなかった。2人は普段から練習でお世話になっているので。みんなで決勝に乗れたら、一番前でやりたいって決めて来たので」と経緯を説明。櫻木を制して先頭を買って出た。
竹元は「(3人で乗れて)震えてます」と喜びを表現。初日は櫻木、準決勝は弟弟子の堀川と連係し「自分はどうなっても3番手。来る前は3人で合宿もしたし、“みんなで決勝に乗ろう”って言ってきた」と、願いが叶って喜びを隠せなかった。
堀川と竹元は児玉碧衣らの師匠で知られる藤田剣次の弟子。櫻木の師匠は田中弘章ではあるが、櫻木は「藤田さんにも練習からお世話になっているし、同郷なんです。今年一発目の高知から藤田さんのフレームを使っていて、いきなり完全優勝できた。自分も藤田さんの弟子みたいなものです」と笑った。合志が4番手を固めるのも大きい。絆強い地元トリオが決勝でもレースを支配する。(netkeirin特派員)