2025/03/04(火) 19:45
日本競輪選手養成所の第127、128回生の卒業記念レースが静岡競輪場で4日、初日を行った。128回生の北津留千羽候補生の父である北津留翼に話を聞いた。
雨が降り気温も下がり、いてつく寒さにスタンドも心底冷えあがった。そんななか、バンク正面に陣取り、金網越しに愛娘の晴れ姿を見守っていた北津留一家の姿があった。2回戦は6番車と外枠だった千羽が「父と目が合いました(笑)」と話すほど、熱いまなざしだった。レース後の父を直撃すると、開口一番いかにも北津留らしい言葉が飛び出した。
「乗り方がまずいですね〜。セッティングもそうだし何よりも乗り方。肘が沈んでいないんですよ」と自転車の異変を心配した。
「秋口にフレームを変えたんですよ。それも影響しているのかな。電話ではアドバイスできたけど実際どういじるかとか伝えるのが難しいですからね。実際に見てわかったことがいっぱいあったし、帰ってから改良させたいです」と、マンツーマン指導で本格デビューまでに軌道修正し、娘の一本立ちをアシストする。(netkeirin特派員)