2025/02/23(日) 18:45
豊橋競輪の「第40回読売新聞社杯・全日本選抜競輪(GI)」は24日に最終日を迎える。久々にGIに登場した坂口晃輔に話を聞いた。
坂口は昨年6月下旬に練習中の落車で頸椎を損傷し、一時は選手生命も危ぶまれたほど。そんな大怪我を乗り越えて、ダービー以来およそ1年ぶりにGIに復帰した。
久々の特別競輪の空気感について「成績がいいときの貯金があって選考に引っかかった。底こそ脱したけど、自分、弱くなったなって。それに周りもどんどん強くなっているので。良かった時はタテも出ていたし。脚力が追い付いていない」と話す。
「踏ん張りどころです。戦力的に中部全体も踏ん張りどころ。今はひっそり忍んで成績を上げていくしかない。"忍耐"の時です。"忍"(しのび)って漢字もあるでしょう」
小柄な体格を活かした立ち回りは、まるで忍者そのもの。中部地区を支える追い込み選手には間違いないし、地元地区のビッグレースでの声援を力に今後の巻き返しに燃える。(アオケイ・八角記者)