前期S級を務めていた佐々木吉徳だが、後半はやや乱調で大敗が目立っていた。この窮地を自ら改善すべく立ち上がった。

「やっぱり番手は自分の性格もあって、ちょっと難しいかなと。もう一度上がるためには自力でやるしかないと決心しました。そのためにはどうすれば良いのか？ と考えた結果、大きく肉体改造をやってもう一段階トルクがある自力を目指そうと思いました」ときっぱり。

　今は改造途中で、成績の上昇には繋がっていない。

「そう簡単には数字には現れるとは思っていませんよ。むしろ、こうなるだとうなと思っていたくらい。今は我慢の時かなと思っている」

　体の骨格はそこそこあるように見える佐々木だが、「元々あまりたくさん食べられないんですよ。今はちょっと無理して食べている感じ。食トレっていうんですかそんな感じです(笑)。体重をあと4キロくらい増やして、それに応じた筋力アップを図ってトルクのある自力にするのが目標です」と言い切る。

　まだ改造途中で結果が出るのはこれからだが、一念発起してその目標に突き進む佐々木の取り組みはまさにストイックそのものだ。

「結果がどう出るかは分かりませんが、良くなると信じて頑張る」と言う佐々木の姿を見ると、こちらも応援したくなるし、結果に繋げてもらいたいと切に思った。(アオケイ・真島記者)