【全日本選抜競輪】地脚が武器の小林泰正が重走路で逃げ切り白星「出させてくれると思った」

2025/02/21(金) 18:31

豊橋競輪の「第40回読売新聞社杯・全日本選抜競輪(GI)」が21日に初日を開催。一次予選4Rを制した小林泰正に話を聞いた。

「先行にこだわる機動型もいなかったからやりやすかった」と話した小林泰正

 豊橋バンクは年中、吹き荒れる突風が特徴で自力屋泣かせのバンクとして知られている。しかもこの時期はいてつく寒さで走路は重く、狙って面白いのは重走路を得意とする地脚タイプを軸視するパターン。初日は4Rの小林が逃げ切り、5Rは三谷竜生がまくりで制している。

 小林は超絶な地脚を武器としており、バンク特性に脚質がハマった格好だ。

「コマ切れだったし、みんな風を受けるのが嫌だろうから出させてくれると思ったんです。それに、そこまで先行にこだわる機動型もいなかったからやりやすかったですね」としてやったり。だが、番手の末木浩二との連係を決められなかったのは反省だ。「ラインで出られるように踏んでいればよかった。自分が楽をしすぎてしまい、末木さんと決められませんでした」

 2日目は二次予選10Rに登場する。現在、強い寒波が襲来し2日目以降も寒さは続く見込み。風を浴びて脚を削られる機動型たちの悩みをヨソに、重馬場になればなるほど小林がいきいきと立ち回るはずだ。(netkeirin特派員)

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