【全日本選抜競輪】新車投入で一次予選1着クリアの佐々木悠葵「関東での自分の立ち位置考えて」

2025/02/21(金) 18:30

豊橋競輪の「第40回読売新聞社杯・全日本選抜競輪(GI)」が21日に初日を開催。一次予選3Rを制した佐々木悠葵に話を聞いた。

「(スピードに)乗ってからの踏み応えがよかった」と話した佐々木悠葵

 今節から新車を投入している。練習ではずっと使用しているもので、実戦で使うタイミングを計っていた。初日は道中、終始7番手に置かれるピンチに見舞われたが、直前の1Rと2Rは後方からのまくりが届く展開が続いていたため、佐々木は焦ることなく車を持ち出し、直線を鋭く伸びた。

「いい引っ掛かりがありました。これから夏に向けて使えそうです。今までのフレームは、スピードが乗ると踏み応えがなかったんですけど(スピードに)乗ってからの踏み応えがよかった。スピードがずっと上がるGI戦線に合っていました」

 大舞台での投入には勇気も要しただろうが、いざ走ってみると思いのほかいい感触を得ることができた。強豪が軒並みそろうGI戦線で強力な武器を手にしたことは大きな意味を持ち、佐々木の自力の精度が上がると関東勢の層はさらに厚くなる。

「関東での自分の立ち位置を考えているんですけど、今までは自分が自分に付きたいって思える選手じゃなかった。これからは自分でも付きたい選手と思えるようにと考えて走っています」

 2日目、二次予選6Rは山口拳矢、根田空史、山崎賢人との4分戦。車番の不利は否めないが、展開の入り組む泥仕合となれば、すかさず動いて混戦を突破する。(netkeirin特派員)

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