2025/02/18(火) 19:00
宇都宮競輪の「トータリゼータ宇都宮杯(FII)」は19日に最終日を迎える。ともにA級決勝、チャレンジ決勝へと駒を進めた“師弟あっせん”の明田春喜と小堀敢太に話を聞いた。
師弟あっせんの明田春喜と小堀敢太。これまで何度かあるという。
明田は「一緒の開催で、いい所を見たことがないぞ」と発破をかけると「今回と次で(特班を)決めてみせます!」と威勢のいい返事。
というのも、小堀は1着を量産も3場所前の奈良で決勝1着入線ながら痛恨の失格。それがなければ、続く名古屋も完全優勝だったし「特別昇班」が決まっていた。仕切り直して連続優勝を狙った前走の防府は、積雪・凍結のため中止打ち切り。連勝記録はノーカウントでふりだしに…。
これには明田も「ツキのない男なんですよ。でも、次回で決めるでしょう。頑張れよ。まだまだ若いし、これからが楽しみ」と愛弟子を前にエールを送った。
対して小堀は「明田さんより早くS級に上がれるように」と茶目っ気たっぷりに笑う。
師弟ともに勝ち上がって小堀はチャレンジ決勝でVチャンス。明田はA級決勝で初日同様、中石湊の番手を守ってゴール前勝負に持ち込みたいところ。
「中石は強すぎる。普通の人に付きたいよ(笑)」と思わずぼやく明田からは緊張感が伝わってきた。(アオケイ・八角記者)