【佐世保競輪・ガールズ】昨年以上の成績を目指す當銘直美が復調ムード

2025/02/18(火) 10:30

佐世保競輪場のミッドナイト競輪「オッズパーク杯(FII)」が18日、2日目を迎える。1Rのガールズ予選2を走る當銘直美に話を聞いた。

「初めて一緒のGI。頑張って2人で決勝に乗りたい」と話す當銘直美

 昨年は9度のV、GI 2度の決勝進出と大躍進の1年だった當銘直美。

 今年は「去年を上回る」をテーマに戦っている。

「ちょっと勝ち切れないことが増えちゃった。流れに乗れても、あと一歩が、っていう。前回の豊橋は体の使い方が良くなくて、重い感じで反応が悪かった。終わってからここまでの練習で先輩に“今までみたいに省エネで踏めてないんじゃない?“ってアドバイスをもらったんです。最近は焦って踏んで詰まったり、見過ぎて空いちゃったり。いい時とは違う感じだった。それで反応とかの練習をメインにやってきました」

 昨年2月に太田美穂と同着優勝して以来の出走となった佐世保で白星発進。カマしてきた豊岡英子後位に飛び付くと、村田奈穂の捲りに合わせて番手から捲り出て押し切った。

「来なかったら先行してもいいかなって思っていた。そうしたら(豊岡が)来たので、頭を切り替えて、いつもの主戦法で、と思って。捲りが来てるのも見えたし、前に出てからは後ろも脚を削られるように、最後はあえて大きくバンクを回ってみた。後ろがどう感じたのかはわからないけど、自分がやられたら嫌な走り方をやった。強い人はそういうところもうまいですからね。石井寛子さんとか。今日はしっかり踏めたかなと思います」

 佐世保に入るまでの練習に加えて、佐世保に入ってからも気付けたことがあったようだ。

「指定練習で乗り方が綺麗な選手と一緒に乗れたんです。(篠崎)新純さん、梶田(舞)さん、豊岡さん、(小林)莉子さん。そこでちょっと良かった頃を思い出せた。私ってニブさ日本一だと思うんですけど。ニブいって言ったらあれかな、気にしない派なんです。普段は指摘されないとわからないのに、何がダメだったのかなんとなく気付けた。レアですよ。これは。運が良かった」

 安定感はあるが取りこぼしも目立っていた近況の戦いとは違う手応えを掴んだ。ここからさらに乗っていけるだろう。

「あぁいう緊張感がある中で1年間戦えたのは楽しかった。去年だけって言われないように頑張りたい。それと、(妹の)沙恵美も4月のオールガールズクラシック(岐阜)の権利を取れた。沙恵美は初GIで、もちろん初めて一緒のGI。頑張って2人で決勝に乗りたい。それも目標ですね」

 “昨年以上“と“姉妹でのGI決勝進出“。當銘直美が二つの目標に向かって2日目も白星を狙う。(netkeirin特派員)

閉じる

新着ニュース一覧