2025/02/17(月) 19:15
京王閣競輪場のナイター「京王電鉄杯&スポニチ杯(FI)」は17日、2日目を開催。6RのS級一般に出場した大野悟郎に話を聞いた。
鋭いタテ脚に定評のある大野悟郎だが去年8月以降は白星がなく、9月の岐阜記念では落車し2か月戦列を離れるなど苦しい時期を過ごしてきた。しかし今シリーズの前検日に「体も体調もようやく戻ってきた。練習もできるようになってきたし、そろそろ結果につなげていきたい」と自信をのぞかせていた。
甲斐俊祐に任せた初日は番手絶好の展開も、中割りを狙った佐藤壮に絡まれてしまい、懸命にしのぐも結局7着。しかし2日目は千葉の矢口大樹を目標に指名し即席ラインを形成すると、矢口のまくりに乗って突き抜け、半年ぶりの白星を手にした。
「矢口君に任せて正解でした。自分は滅多に離れることがないんですけど、矢口君が強すぎてちょっと遅れてしまった。それくらい強かったです。でもそのあとはなんとか付いていけて差すことができた。前回の最終日から岐阜で落車する前のセッティングに戻したんです。セッティングを変えてから1勝もできていなかったので。それも良い方に出たのかな」
さすがに「まくりはもうキツい(笑)」とのことだが、自慢のタテ脚は衰えていないようで、この勝利をきっかけに再び白星を量産していくかもしれない。(netkeirin特派員)