【玉藻杯争覇戦】現状、賞金王の郡司浩平!

2025/01/29(水) 17:45

高松競輪「開設74周年記念・玉藻杯争覇戦(GIII)」は30日、初日を迎える。12レースのS級特選を走る郡司浩平に話を聞いた。

今年に入り、絶好調の郡司浩平。中2日の追加だが、完全Vで疲れを吹っ飛ばす。

 今、競輪界で最も強いのは郡司浩平。グランプリでは北井佑季と共倒れに終わったが、立川記念を準優勝、そして前走の松阪記念をパーフェクトVと乗れている。当たり前だが1105万円を稼ぎ、現時点の賞金王。S班の清水裕友と脇本雄太(次の奈良記念も欠場)が欠場して、堂々と主役を務める。

 郡司浩平は「グランプリが不完全燃焼だったから、その悔しさを晴らしている。松阪記念は深谷さんが駆けてくれ、岩本さんも内を締めてくれていた。ラインのおかげです」と、いつも通り謙虚な模範解答。

 あと、郡司の良いところは、ネガティブなコメントが少ないことだ。いい時は良いと言ってくれ、悪い時は、悪いときっちり言ってくれる。ただ、松阪記念は、古性優作がいたし、過去、何度もバッティングがあったから、相当なストレスがあったはず。しかも、前で走っているのが深谷知広だし、その重圧もある。記者なら、この時点で、精神的にもきついから8割以上の力を使い果たしてしまう。

「古性君は脚力もあるし技術力もある。もちろん、古性君だけでなく、他の選手も気にしながら走った。だけど、ああやって周りから恐れられる選手に自分もなりたいですね」

 今迄は綺麗な自力勝負で、走りもスマートであったが、これからは“阿修羅の郡司”になる日も近いだろう。(町田洋一)

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