【宇都宮競輪】地元初勝利を挙げた福田稔希

2025/01/09(木) 17:30

宇都宮競輪場の「第45回下野新聞社杯(FII)」は10日、2日目を迎える。11レースのA級準決勝に出走する福田稔希に話を聞いた。

「師匠とワンツーが決まってホッとしました」と話す福田稔希

 今回が初の地元戦を迎える福田稔希。チャレンジファイナルで優勝し、これが1・2班戦では2戦目となるが「前回は準決勝で失格してしまったのでもう真っ直ぐ走ります(苦笑)。チャレンジの時は後ろに差されたら嫌だなとか思っていたけど、上のステージではより先行に拘りたい気持ちが増した。初日は師匠の山口貴弘さんとの初連係だし、何としてもワンツーを決めたい」と話していたが、1度引いてからのホームカマシでしっかり山口との師弟ワンツーが決まり有言実行となった。

「本当は前から突っ張りたかったけどかなりいい勢いで押さえに来られてしまい…。緊張はあったけど、周りはよく見えていたと思うし、師匠とワンツーが決まってホッとしました」と安堵の表情。

 巧追した山口は「1周なんだから出切ってからも流さず、思いっきり駆けたら尚よしでしたね。これが上位陣と当たると厳しいと思う。まだ上がって来て2戦目だし、そこは経験を積んでいけば。ただ、冷静に走ってくれたと思うし、自分も稔希と決められてよかったです」と合格点を与えた。

 準決勝は初日特選組の小原唯志と長井優斗に任され力強く「先行」とコメントを出した。レース内容にも拘りつつ、初の地元優出を目指す。(アオケイ・松野記者)

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