2025/01/07(火) 19:00
和歌山競輪「開設75周年記念・和歌山グランプリ(GIII)」は、10日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
夢のダブルグランドスラムを目指して、更に凄みを増している古性優作。グランプリは脇本雄太を目標に横綱相撲だったが、この男の時代が20年は続きそう。昨年も、この大会を優勝しており、2連覇は確定的と言ってもいい。
今節、S班のメンバーは他に新山響平と岩本俊介。新山は、ぶれない走りを年間を通してやっており、今年も先行メインの組み立て。
岩本はフロックと言われない様に、プレッシャーになる1年間だが、性格的に、あまり周りの目は気にしないかも。
北日本は新山響平に菅田壱道。佐藤慎太郎がS班から陥落し、守澤太志や成田和也も一時の差し脚がない。新田祐大も、失格のペナルティーで、特別競輪の出走は限られる。そう考えると、新山に菅田は黄金タッグになる。菅田は正月開催の前橋で優勝しており、状態は万全だ。ビッグレースの決勝で、スンナリ新山の番手なら、菅田はGI覇者になる。
関東は小林泰正に吉澤純平で、一角落ちる。南関は大物の自力選手が不在で青野将大や渡邉雅也。これでは、岩本俊介も厳しい戦い。ただ、岩本にとって盟友と言える和田健太郎がいるのは心強い。
中部はヤンググランプリを取った纐纈洸翔に、ベテラン山口富生。この2人の連係では一次予選の本命ぐらい。
地元近畿地区は、古性優作を大将に機動型は窓場千加頼。そして3番手は地元の東口善朋。ただ、若手の台頭も望めて、中釜章成、貴志修己、南潤は準決止まりでなく決勝を目指して欲しい。
中四国はGIIIだけでなく、タイトルホルダーを目指している松本貴治。混戦なら一撃はある。
九州は山田英明を主軸に、岩谷拓磨、小岩大介、松本秀之介。