2025/01/07(火) 12:15
小倉競輪場のミッドナイト「オッズパーク杯(FII)」は7日、最終日を迎える。7RのA級決勝に出走する國村洋に話を聞いた。
前期S級の國村洋が準決勝5Rで1着。横内裕人マークから内を突くと、直線は空いた中コースを鮮やかに突き抜けた。今回は防府市営の開催。山口支部から1人だけの参戦で、しっかりと意地を見せてくれた。
「初日も今日も、横内君が頑張ってくれたおかげです」
まずは2日間、目標にした相棒を持ち上げた。それにしても、前期の終盤から明らかに着順が良くなっている。
「去年の後半、S級点が厳しくなってからはセッティングをいろいろといじりながら走っていた。このままではマズい、また上に戻るためにはセッティングを出さなきゃいけなかった。いじってレースで失敗して、を繰り返して。とにかくS級にいられる去年の間に出さないと、って必死だった。12月にやっとこれだ、っていう感じになって。佐世保記念と静岡のFIで山本直君が頑張ってくれて1着を取れた。道中がすごく楽になったんです。それまでは付いていくので一生懸命だった。楽になった分、最後もチャンスをものにできる。12月の最後の2開催が決め手になりましたね。これだ、っていう。失敗を繰り返したけど、今考えれば、それも成功だったんだなって思う」
試行錯誤を繰り返していい状態で新年を迎えられた。前検日には「走る以上は常に高みを目指したい」と話していた。決勝はVラッシュ中の栗山和樹を目標にゲット。準決勝の脚があれば、最高のスタートを切る可能性も大いにありそうだ。(netkeirin特派員)