2025/01/06(月) 19:30
立川競輪場の「開設73周年記念・鳳凰賞典レース(GIII)」は6日に3日目を開催。11R準決を走った清水一幸に話を聞いた。
4位入線も3位に入った鈴木玄人が失格したため繰り上がりの3着で決勝進出へ。デビューから9年目にして初のGIIIファイナルとなった。
「(準決は)スピードの上がり方がすごすぎて、1人だけ素人が混じっているみたいだった(笑)」と力の違いにおののいた。
道中は最終1センターでの鈴木玄人の動きで2車が落車するなど波乱もあった。清水は落車を避けて4位に入線したが、鈴木が斜行で失格したため3着に繰り上がった。
「落車がわからず、前の2人(郡司浩平、村上博幸)が上がって目の前から消えたんです。そこで自分は降りたので間一髪、落車を避けられた。そのときに博幸さんと前後が入れ替わってしまった。あの辺は申し訳なかったです」と目の前の一戦に集中していた。
私生活の転機を機に、徳島から大阪へ移籍して8か月。環境の変化にも順応しながら着実にステップアップしている。
「最近は誰もいない時に動く番組もあった。しっかりと自分のレースをしていればたまにはいいことがあるのかな」と、自ら流れをつかみ取った。最終日、決勝12Rは藤井侑吾-山口拳矢の3番手。この上ない好位置を回り確定板を目指す。(netkeirin特派員)