2025/01/05(日) 19:45
立川競輪場の「開設73周年記念・鳳凰賞典レース(GIII)」は5日、2日目を開催。11Rの二次予選を走った野口裕史に話を聞いた。
パワフル先行といえば、野口の代名詞。初日の打鐘先行に続きここも豪快な仕掛けで別線を手玉に取った。「後ろ攻めは予定通り。どのみち打鐘を目掛けてかけるつもりでした。出てからはペースに持ち込めた」と冬場の重馬場を苦にしない、いかにも野口らしい運びだった。
番手の郡司も余裕の仕事で応えた。「出切って、後ろをみたらグンちゃんの車輪が見えないんですよ。それほど車身を空けてくれていたってことです。2車身ぐらいは空いていたと思う。自分が強ければそんなに気をつかってもらわなくて済むのに、いつもスイマセンって気持ちでした(笑)」と野口は最敬礼だ。
そんな2人が鉄壁の連係でワンツーを決め、3番手を固めた岡村潤も3着に続きラインで確定板を独占。記念の二次予選は本命サイドで決まることが多いが、見事に制してファンの期待に応えた。(netkeirin特派員)