2024/10/17(木) 20:00
弥彦競輪「寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)」は18日、2日目を迎える。7レースの二次予選Bを走る守澤太志に話を聞いた。
初日特選の古性優作は、北井佑季を叩けないとみるや、内に降りて、守澤太志から番手を奪った。かなり強引な動きだし、外から決める事ができるのは古性優作ぐらいしかいない。内からどかすのは、誰だって出来るが、この芸当ができる古性は素晴らしい。ただ、守澤なら受けてくれるし、古性も思い切りアタリに行けたと思う。あれが普通の選手なら、完全に落ちていた。あの古性の追い上げを、内で凌げる選手は誰かと言う話になったし、別の機会に考察したい。
守澤太志は「前輪が1メートルぐらいヨコに流れた。あの動きは想定していたし、古性君との技術と脚力の差。こればかりは、急に良くならないし、今の課題です」。
ある意味、マーク屋としては失態だし、普通の選手なら取材陣の質問には答えない。記者が選手だとしたら、足ばやに、通り過ぎて、どこかに行ってしまうだろう。こんな時でも、丁寧に話してくれる、守澤太志の人間性は素晴らしいと思った。(町田洋一)