2024/09/01(日) 18:15
富山競輪「開設73周年記念・瑞峰立山賞争奪戦(GIII)」は1日、最終日を開催。12レースS級決勝を制し、函館記念以来となる今年4度目、通算12度目のGIII優勝となった古性優作と2着の吉田拓矢、3着の菅田壱道のインタビューを紹介する。(アオケイ・八角記者)
優勝 古性優作
初手は輪太郎は前が良いと。スタートはちょっと遅れたけど、盛り返せた。(赤板目掛けて新山がカマしてきた場面は)とにかく輪太郎が強かったし、迷いがなかったですね。もう一度、新山君が来たところは外にもっていかなくても止まりそうで。でも、伸びてくる感じもあって間合いの取り方が難しかった。
菅田さんが中から来ていたので、落車しない程度にスピードを落としてスピードを殺して。あとは吉田君と思ったら、守澤さんが見えた。自分が二人(石塚と新山)の間に入って外へもっていけば、守澤さんまで一緒に張れるかなと。あの場面は冷静で全部見えていた。あれだけ輪太郎が頑張ってくれたし心苦しさがあったけど、思い切り踏みました。
今シリーズは輪太郎がすごく頑張ってくれた。自分の力じゃ苦しいな、精神的にもしんどいなという感じだった。自分が先頭で走るときは、自分のテンションの中で走らないといけない。輪太郎の気合が入った走りをみて、同じ気合で走らないと失礼。だからこそ、輪太郎と一緒に連係できたことで気持ち的に上がった部分もあったし、そのおかげで優勝できた。
(優勝したオールスターでは)ファン投票1位に選んでもらった。最後は自分のためだけど、自分のためだけじゃなくて、もう1つプラスアルファで本当の意味での「ファンのみなさんの期待に少しでも応えたい」という気持ちがあった。
(次走の共同通信社杯へ向けては)とにかく早く練習したい。本当の意味で強さを手に入れたい。
2着 吉田拓矢
一つでも良い着を、と思って最後まで諦めずに踏んだけど…。終始ハイペースだったし、バンクコンディションが重たい感じもあってキツかったですね。
3着 菅田壱道
古性君もスタートが速いし、自分が内枠だったら…。こればかりは車番、勝負のあやだから仕方がないですね。響平も良いところで行ってくれた。もうダメかなと思って内に踏んだけど、判断が少し早かったかなとも思う。古性君が冷静でしたね。でも、ラインとしてやれることはやった結果なので。